音更町議会 > 2021-09-29 >
令和2年度決算審査特別委員会(第6号) 本文 2021-09-29
令和2年度決算審査特別委員会(第6号) 名簿 2021-09-29

  • "コード"(/)
ツイート シェア
  1. 音更町議会 2021-09-29
    令和2年度決算審査特別委員会(第6号) 本文 2021-09-29


    取得元: 音更町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  会議の経過 開議(午前 9時32分) ◯委員長(坂本夏樹君)  おはようございます。  報告します。ただいまの出席委員は18名で、定足数に達しております。  本日の決算審査特別委員会を開会します。  認定第6号令和2年度音更町水道事業会計決算の認定について、議案第14号令和2年度音更町水道事業会計処分利益剰余金の処分についての件を議題とします。  説明を求めます。  下口谷建設水道部長。 2 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  おはようございます。それでは、認定第6号及び議案第14号につきまして併せて御説明させていただきます。  初めに、令和2年度音更町水道事業会計決算について御説明いたします。音更町上下水道事業決算書の1ページ、2ページをお開き願います。令和2年度音更町水道事業決算報告書であります。  収益的収入及び支出の上の収入の表、1款水道事業収益の決算額につきましては10億5,891万6,874円となったところであります。下の支出の表、1款水道事業費用の決算額につきましては8億7,515万8,391円となったところであります。  続きまして3ページ、4ページをお開き願います。資本的収入及び支出の上の収入の表、1款資本的収入の決算額につきましては2億5,305万1,500円となったところであります。次に、下の支出の表、1款資本的支出の決算額につきましては7億9,204万6,506円となったところであります。  なお、表の枠外下段に記載しておりますとおり、資本的収入額資本的支出額に不足する額5億3,899万5,006円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額4,784万8,709円、減債積立金9,463万4,810円及び過年度分損益勘定留保資金3億9,651万1,487円で補填したところであります。  次に5ページをお開き願います。令和2年度の財務諸表であります。  はじめに損益計算書であります。なお、決算額等につきましては消費税抜きの額で表示しておりますので御留意願います。  1点目の営業収益につきましては、給水収益、負担金などで9億2,083万7,492円となったところであります。  2点目の営業費用につきましては、原水及び浄水費、総係費、減価償却費などで7億6,059万5,750円となったところであります。  したがいまして、営業利益につきましては、3)の太字の1億6,024万1,742円となり、3点目の営業外収益と4点目の営業外費用を整理した経常利益は7)太字の1億3,566万3,124円となったところであります。
     8)太字の当年度純利益につきましては、経常利益と同額となったところであります。  前年度未処分利益剰余金は、減債積立金の積立てまたは資本金への組入れとして昨年9月定例会にて議決をいただき、その全額を処分しておりますので、9)の前年度繰越利益剰余金はありません。  その他未処分利益剰余金変動額につきましては、減債積立金企業債償還に使用した額に相当する額で、9,463万4,810円となっております。  当年度未処分利益剰余金につきましては2億3,029万7,934円となったところであります。  次に6ページ、7ページをお開き願います。剰余金計算書及び剰余金処分計算書であります。  まず、上段の剰余金計算書から御説明いたします。この計算書は、後ほど御説明いたします貸借対照表における資本の部に掲載しております資本金と剰余金の令和2年度中の増減に関する計算書であります。計算書の一番右側の欄の資本合計でありますが、資本金と剰余金を合わせた一番上の前年度末残高と中ほどの処分後残高が同額の34億9,800万6,592円となり、当年度中の変動により1億3,566万3,124円増加したことから、一番下、当年度末残高が36億3,366万9,716円となったところであります。  次に6ページ下の表、剰余金処分計算書についてでありますが、剰余金の処分に関しては議決または条例によることとされておりますので、別途議案を提出しております。後ほど議案第14号で御説明させていただきます。  次に8ページ、9ページの貸借対照表であります。資産や負債及び資本の状況から会計全体の財政状況を示した書類であります。  最初に8ページの資産の部であります。1点目の固定資産でありますが、(1)有形固定資産と(2)無形固定資産で1)太字の79億8,776万4,257円となったところであります。  なお、29ページ、30ページの財産目録に詳細を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  2点目の流動資産につきましては、2)太字の9億7,085万8,842円となりまして、資産の合計につきましては89億5,862万3,099円となったところであります。  続きまして9ページの負債の部であります。負債の部につきましては、固定負債、流動負債、繰延収益を合わせた負債合計が6)太字の53億2,495万3,383円となったところであります。  続きまして資本の部であります。  資本金及び剰余金の増減内容につきましては、先ほど6ページ、7ページの剰余金計算書で御説明申し上げたところでありますので説明を省略させていただきますが、貸借対照表におきまして資本金は、企業開始時の引継資本であります固有資本金、企業開始後の追加出資であります繰入資本金、減債積立金の取崩し後の未処分利益剰余金を組み入れた組入資本金に分類し、計上しております。  資本の部につきましては、資本金、剰余金を合わせた資本合計が9)の36億3,366万9,716円となったところであります。  負債と資本合計につきましては89億5,862万3,099円となったところであり、8ページの資産合計と一致したところであります。  次に11ページの水道事業報告書であります。  1点目の概況、(1)総括事項のイ、給水状況でありますが、2年度末の給水件数につきましては1万7,711件でありまして、対前年度105件の増となったところであります。  次に、年間給水量につきましては425万8,903立方メートルでありまして、対前年度8万3,899立方メートルの増となったところであります。  1日最大給水量は1万3,301立方メートル、1日平均給水量は1万1,668立方メートルとなったところであります。  次に、ロ、主な工事の概要でありますが、資本的支出における建設改良費の総額は、建設事業費施設更新事業費及び量水器整備事業費を合わせまして5億3,820万2,589円となったところであります。  次に、ハ、財務状況につきましては、先ほど御説明申し上げましたところですので省略させていただきます。  (2)の議会議決事項につきましては12ページまでの5項目でありまして、記載のとおりであります。  (3)の行政官庁認可事項につきましては、企業債の発行につきまして北海道の同意を得たところであります。  (4)の職員に関する事項につきましては、令和3年3月31日現在10名となっております。  13ページを御覧ください。2点目の工事であります。(1)建設工事の概要から14ページの(2)保存工事の概要まで記載のとおりであります。  15ページを御覧ください。3点目の業務であります。(1)業務量であります。  1)年度末給水人口につきましては3万7,040人となっておりまして、前年度より237人の減となったところであります。  2)計画給水人口につきましては、第3次拡張事業認可の4万2,500人となっておりまして、計画に対する達成率は87.2%となったところであります。  年度末給水件数につきましては1万7,711件で、前年度から105件の増となったところであります。  3)年間給水量につきましては対前年度8万3,899立方メートルの増となり、料金算定の対象となりました4)の年間有収水量も前年度を7,216立方メートル上回る373万543立方メートルとなっております。  給水の効率性を表す一番下の有収率につきましては、1.6ポイント減少し、87.6%となったところであります。  次に、水道水1立方メートルに対してどれだけの収益を得ているか表す供給単価につきましては230円92銭となったところであります。  また、水道水1立方メートルをつくるのに必要とする費用を表す給水原価につきましては、210円53銭となったところであります。  (2)事業収入に関する事項及び(3)事業費に関する事項につきましては、5ページの損益計算書で御説明いたしましたので省略させていただきます。  16ページをお開き願います。4点目の会計であります。  (1)重要契約の要旨につきましては、契約金額1千万円以上の工事などを掲載しております。  (2)企業債の概況でありますが、当年度末残高の合計は73件で43億5,268万6,034円となり、前年度に比べ33万9,443円増加しております。  なお、これらの詳細につきましては、24ページから27ページに発行年月日ごとに、また、28ページに利率段階別に掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  16ページでありますが、(3)一時借入金の概況でありますが、当年度も一時借入れの実績はありません。  17ページを御覧ください。令和2年度キャッシュフロー計算書であります。この計算書は、企業経営活動を三つの区分に分類して、現金の流れに着目して財務状況を表わしたものであります。  1点目の業務活動によるキャッシュ・フローでは、給水事業の運営に係る現金の収支、予算で申しますとおおむね収益的収支に係る現金の収支を表しております。1)太字のとおり、本年度の業務活動により4億6,988万6,046円の資金が増加しております。  2点目の投資活動によるキャッシュ・フローでは、建設事業に係る現金の収支、予算で申しますと、資本的収支のうち企業債以外の項目に関する現金の収支を表しております。2)太字のとおり、本年度の投資活動により4億8,902万7,110円の資金が減少しております。  3点目の財務活動によるキャッシュ・フローでは、企業債の借入と償還による現金の収支を表しております。3)太字のとおり、本年度の財務活動により33万9,443円の資金が増加しております。  本年度の水道事業会計全体の資金の減少額は4)太字の1,880万1,621円となっており、期末の残高は8億9,832万2,377円となったところであります。  なお、この額につきましては、先ほど御説明いたしました8ページ、貸借対照表の流動資産の現金・預金の額と一致しているところであります。  次に、18ページの収益費用明細書から29ページの参考資料、財産目録でありますが、ここまでの御説明で申し上げました決算資料の明細となっており、各項目の説明は省略させていただきますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  続きまして32ページをお開き願います。  水道料金の収納状況であります。表中、現年度分の収納率につきましては、対前年度0.1ポイント減の97.8%となったところであります。滞納繰越分につきましては、1.2ポイント増の98.5%となったところであります。現年度分、滞納繰越分を合わせた全体の収納率は、対前年度0.1ポイント減の97.8%となったところであります。  なお、当年度の不納欠損7万3,023円につきましては、対象者16人、延べ51件分であります。  次に、中段の損益勘定留保資金の状況ですが、こちらにつきましては、先ほど資本的収支、3ページ、4ページの下段で御説明させていただきました補填財源(C)でありますが、3億9,651万1,487円が減少し、新たに3億5,659万690円増加したことにより、当年度末残高は、対前年度3,992万797円減の7億7,869万6,594円となったところであります。  次に、利益剰余金の状況でありますが、5ページの損益計算書の最下段に表示しております当年度未処分利益剰余金2億3,029万7,934円の内訳について掲載しております額と一致しているところであります。  以上、水道事業会計決算についての御説明とさせていただきます。  続きまして、議案書の議案第14号令和2年度音更町水道事業会計処分利益剰余金の処分について御説明申し上げます。別冊の議案書の18ページをお開き願います。  地方公営企業法第32条第2項の規定により、水道事業会計の未処分利益剰余金の処分について議会の議決を経ようとするものであります。  令和2年度音更町水道事業会計処分利益剰余金2億3,029万7,934円のうち1億3,566万3,124円を減債積立金に積み立て、9,463万4,810円を資本金に組み入れるものとする。  地方公営企業法の規定により、毎事業年度に生じた利益の処分は、条例または議会の議決により、公営企業がそれぞれの経営実態に応じ処分を行うこととなっております。本年度は、未処分利益剰余金のうち、当年度の損益計算によって生じました当年度純利益分につきましては従来どおり企業債の償還財源として減債積立金に積み立てることとし、その他未処分利益剰余金変動額分につきましては資本金に組み入れることが適当であると判断し、これらの処分をしようとするものであります。  なお、決算書におきまして説明を割愛させていただきました水道事業決算書6ページ下段の令和2年度音更町水道事業剰余金処分計算書につきましては、この処分の内容を計算書として掲載したものとなっております。  以上、議案第14号の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 3 ◯委員長(坂本夏樹君)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  神長委員。 4 ◯委員(神長基子さん)  年間の給水量、有収水量が増えたということであります。この要因についてお聞きしたいと思います。それから、それによって給水原価というのがどのようになっているのか。これは平成29年の数字ですと有収水量1立方メートル当たり214円というふうになっておりますが、この点が令和2年度でどのようになっているのかお伺いしたいと思います。まずそれでお願いします。  すみません、あともう一点です。基幹管路の耐震化というのはこの年度でどのような実施状況があったのか、進捗状況についてお伺いいたします。 5 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 6 ◯上下水道課長(平賀一也君)  今の御質問で年間有収水量ということで、今回の決算を見てみますと、例年よりは増減が、収入がありまして、要因といたしましては、現在コロナ禍の中で、皆さん感染予防対策という中で手洗い、うがい等、水を使用していただいているという、巣籠もりで水を使用していただいているというところの要因もあるのかなというところでは見ております。  今言われた中で、今回の決算書の32ページで収納状況の欄がありまして、ここの現年度分というところで13ミリから25ミリというところが一般の御家庭で使われている料金体系ということで、こちらでも、若干ではありますけれども、去年の収納率から見ると増えているところも見受けられますので、そういった感染予防対策等皆さん取り組んでいただいている部分もあって収納も増えているのかなということで考えております。  続きまして、給水原価の214円が今年度については210円53銭ということで、ここについては、この給水原価を求めるに当たって一番大きな要因が、原水及び浄水費という科目がありまして、そこが収益的収支の部分となっていまして、これの、今回、昨年、十勝中部広域企業団の新しい料金体系ということで、ここで音更町におきまして単価が下がったことによってここの原価が下がっている要因となっています。  次に、基幹管路の耐震化ということで、基幹管路の耐震化が、基幹管路の定義と申しますか、音更町におきましては導水管、送水管、配水管というのがございまして、口径が150ミリ以上ということで、今年度におきましては、口径150ミリ以上というものの更新というのは、道路の再整備と併せて、あとは更新事業となっていますので、なかなか150以上の管の整備となると、基幹管路とはあるんですけれども、メインの管路になってきますので、そこはおおむね手をつけてはいないんですが、中で、国道の241の更新に伴いまして、それで一部手をかけている部分で、今の水道管路、基幹管路の耐震率が令和2年度末で54.1%ということでなっております。  以上です。 7 ◯委員長(坂本夏樹君)  神長委員。 8 ◯委員(神長基子さん)  御家庭でも事業者さんのほうでもコロナ対策等の影響もありまして水道の使用が多かったのかなと。その傾向はきっとまだ続いているんだとは思うんですけれども、それによって世帯当たりも、料金を支払う側にとっての負担というのがやはり増えている傾向があるのかなと思って見ております。  水道料金につきましては、だからといって値下げということはなかなか厳しいとは思うんですけれども、当年度におきましても滞納繰越等が見受けられております。この点について今後対策を、もう少し負担しやすいといいますか負担軽減という、そういった方向での対策というのが検討できるような状況であるのかどうか、その点を1点お伺いいたします。  あと基幹管路の耐震化ということでございますが、これは本年度計画が始まっているのかなと思っておりますので、ここから進捗というのはスピード感を増していくというふうな捉えでいいのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 9 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 10 ◯上下水道課長(平賀一也君)  今の収納、お客様に料金負担かかっていくということで、対策といたしましては、なかなか今コロナ禍でもあって、今現状でもこのコロナ禍の中で支払い猶予をさせてもらっている部分もありますので、そこはお客様と丁寧に打合せというか、相談に乗りながら進めていきたいなというのでは考えています。  あと、現実的にこのコロナ禍の中と、滞納者の方もおられるんですけれども、今町としては、徴収員も3名配置させていただいて、そういう方々と滞納者の方々とも話し合わせてもらって収納率を高めるように努力しているところではあります。  今言われたとおり、なかなか水道料金を下げるのは難しいというお話もあったんですけれども、30年に水道事業の経営戦略を策定いたしまして、そこからおおむね10年間は料金の据え置きということでお答えもしていますので、そこは今の現状の中で、現状といいますか、水道事業もまだ現金を持っていますので、そういうのを活用して、工事の更新もそういった起債等を活用しながら、現状維持と申しますか、水の安定供給に努めてまいりたいということで考えています。  あと、耐震化の更新ですか。今、国の補助事業を活用いたしまして、先ほども話はさせていただいたとは思うんですけれども、基幹管路の導水管、口径350の管の整備を考えていまして、今年度実施設計ということで、来年以降から工事に取りかかる考えであります。  この導水管自体が、取水地から浄水場までのメイン管路、一番の根本というか、音更町自体の水を供給するに当たって、川から引き入れて、浄水場で浄水工程を経て給水されていますので、そこがメイン管路ということで、先にというか、そこからやるということで、おおむね今の計画では5年間で7.8キロを整備していくような考えで進めています。  以上です。 11 ◯委員長(坂本夏樹君)  下口谷建設水道部長。 12 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  今、課長のほうから説明がありましたが、若干補足させていただきますと、先ほど課長も、水道の経営戦略を立てて、今後10年間はその中で、値上げはしないでそのまま据え置くという、その中で、中長期的なことも検討した内容では、今後の更新、先ほど言われた基幹管路の更新とかもまだ残っておりまして、それらの工事によってのピークも想定すると値上げも検討しなければならないといった内容にはなっておるんですが、経営戦略につきましては、策定から5年ごとにまたその時々の状況を見ながら見直すということになっておりますので、その時点でまた中長期的な面も検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 13 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  阿部委員。 14 ◯委員(阿部秀一君)  1点お伺いさせていただきたいと思います。ただいま御説明のありました経営戦略なんですけれども、実際に平成30年度に策定された経営戦略に基づいた令和2年度の工事の実施状況、先ほどの基幹管路等を断定するわけではなくて、全体の経営戦略上のもので遂行されたものが計画どおり行われたのかどうか、その1点についてお伺いいたします。 15 ◯委員長(坂本夏樹君)
     平賀上下水道課長。 16 ◯上下水道課長(平賀一也君)  今、経営戦略の関係で、つくったときと今の現状はどうなのかという御質問かと思うんですけれども、これもまだというか、今時点では順調にというか、計画が厳しいというわけではなく、順調にいっているような形で更新工事等を進めていっているような、実施しております。  以上です。 17 ◯委員長(坂本夏樹君)  阿部委員。 18 ◯委員(阿部秀一君)  分かりました。経営戦略に基づいて現段階で順調に推移していることが理解できましたので。そこで、今材料費、管材とか値上がりしているのではなかろうかと考えられるんですけれども、減価償却とかも値上がりの影響を受けるんじゃないかと思うんですが、その状況は、平成30年度、先ほど申された経営戦略のままで今のところはまだ、給水原価も、こちら卸の段階で下がっている兼ね合いから差引きして何とか維持できているということで考えてよろしいんでしょうか。 19 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 20 ◯上下水道課長(平賀一也君)  今の現状では減価償却費につきましては、今やれば、その部分の資産がその減価償却に上乗せされてくるので、そこの部分では若干上がるかとは思うんですけれども、収入とか、あとそういった、今現金がある、あとは起債を使って行うということで、そこら辺総合的に考えた中で実施してまいりたいと考えていますので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 21 ◯委員長(坂本夏樹君)  阿部委員。 22 ◯委員(阿部秀一君)  分かりました。そのトータルな、総合的な見定めでこちら乗り切っていかれるということでお答えをいただきましたので、ぜひともこの耐震改修、先ほども質問の中でありましたけれども、やはり安全な水の供給、安心な水の供給というものはライフラインですので非常に重要でありますので、今後もいろいろな動向を見ながらぜひまた継続して水の供給を進められるようにお願い申し上げまして質問を終了させていただきます。 23 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  山川秀正委員。 24 ◯委員(山川秀正君)  先ほどの神長委員の質疑に関わって、もう若干質問をしたいと思います。経営戦略で10年間値上げをしないといいますか、このままの料金でということが方針として出されて、値上げがないという点では安心はしているんですけれども、例えば令和2年度の供給単価と給水原価、この差が20円39銭ということなんです。ここの差というのは運営する上ではどの程度の計算というか想定をしているのか。監査の報告書の文章を見ますと、令和2年度は20円39銭だけれども、元年度が8円89銭、平成30年、17円31銭ということで、ここの差が大きいほど利益が大きくなってくるというふうに理解するんですけれども、ぜひその点で、供給単価と給水原価というのはどの程度を目安にしているのかという点をお伺いをしたいのと、併せて、先ほどの説明によりますと、給水原価が下がった要因は、中部事業団からの買取りの料金が料金改定になって下がったからということでありますけれども、そのほかの要因はないのかどうなのか、この点についてもお伺いをしておきたいと思います。  それから、収納状況に関わってなんですけれども、滞納繰越分、結果としては残った未納額は24万程度になっているんですけれども、現年度分でいえば2千万ぐらいと。前にもこの質疑をしたときに、出納閉鎖の関係で当然3月分の水道料金の納入が新年度に入ると。そういう状況の中でこういう数字が出てくるのかなというふうに理解はしているんですけれども、そういう出納閉鎖等々の関係以外の部分で恒常的にといいますか、先ほど説明もありましたけれども、水道料金支払うのが困難で苦労されている方というのがどの程度いらっしゃるのかという部分と、令和2年度中に給水停止等々、そういう事例があったのかどうなのかについても併せてお願いをしたいと思います。  それから、最後はちょっと蛇足ですけれども、1日当たりの給水量、最高がということで報告されましたけれども、ちなみに1日の給水量、音更町でいえば何月何日が一番水使われるのかというのをちょっと知りたいなと思いますので、そこも分かっていたらお願いをしたいと思います。 休憩(午前10時16分) 25 ◯委員長(坂本夏樹君)  ここで休憩といたします。10分程度。 再開(午前10時27分) 26 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  答弁を求めます。  平賀上下水道課長。 27 ◯上下水道課長(平賀一也君)  まず1点目の給水単価の差額の目安ということで、ここの単価の下がった要因としては、先ほど減価償却も大きく関わっているということでお話ししまして、そのほかには、ここの科目の中の収益的収支の中で修繕というのが項目にございまして、修繕が増えると収益的収支が増えて、それに伴って給水原価も増えてはいくんですけれども、これが今回この修繕費がそれほどなくて、大きな要因としてはやはり企業団の料金が下がったことが要因となっています。  今後も、配水池の防水改修とか施設の更新等ありますので、そこに関わってくる修繕が増えるとここの単価も動いてきますので、今こういった要因ではあったんですけれども、なかなかそういった長期的なものもちょっと予想できない部分もありますので、ちょっと単年度では判断しがたいのかなということで御理解いただきたいと思います。  そして、令和2年度の給水停止の数ということで、令和2年度におきましては49名の方が対象となっています。そして、給水停止した数が、令和2年度においては6件ではあるんですが、今の現状では4件の給水停止となっております。その中で、恒常的に苦労されているという言い方が適切なのかちょっと分からないんですけれども、一応11名の方が恒常的にというか滞納をされているということで、11名の方ということになっております。  以上です。 28 ◯委員長(坂本夏樹君)  工藤総務係長。 29 ◯上下水道課総務係長(工藤 健君)  私のほうから補足説明として、供給単価、給水原価について御説明をさせていただきます。まず供給単価につきましては、監査委員の作った資料で、あまり誤差はなく進んでいると。給水原価につきましては、経常費用から長期前受金戻入を引いて有収水量で割ったものが給水原価となります。この経常費用といいますのは、損益計算書でいう営業費用と営業外費用を足した費用が経常費用となります。ということは、営業費用の中に、もちろん総係費だとかその他の収益的収支の支出も含まさることもありますので、課長が先ほど説明しましたとおり、その年度によって、大きな修繕があった場合、当然経常費用が高くなりますので、給水原価のほうが上がってしまいます。  それで、令和2年度下がった要因といたしましては、先ほど言いました企業団からの受水費がございます。これは、令和2年度から第6期財政収支計画が始まりまして、業務予定量の見直しと基本料金及び従量料金が改定されております。基本料金につきましては1立方メートル当たり9,360円から5,760円に、従量料金は27円から32円に値上がりはしているんですけれども、基本料金が下がったことによって、令和2年度、元年度に比べまして約2,500万円ほどの減少となっております。  先ほど委員のほうから、これだけの要因ではないんじゃないかというような質問があったんですけれども、もう一点といたしましては資産減耗費というのが多く占めてございます。これは、更新をしたときに、古い資産を除却したときに、今まで減価償却してきたのはいいんですけれども、今後の減価償却費については、資産なくなるということで、それが資産減耗費に当たります。先ほど言いました資産減耗費は営業費用の中に含まさっておりますので、例えば開発だとか更新を進めていく中で、更新に伴って除却する資産が多くなりますと、その年度によって資産減耗費も増える形になります。  それで、令和元年度なんですけれども、令和元年度の資産減耗費は、水道、開発行為多くやってございました。その結果、開発行為ですので、積極的に設備投資をした結果、除却する資産の、ある程度価値がちょっと残っている資産も若干ございました。その部分を資産減耗費が計上されていまして、令和元年度では資産減耗費約3,980万、令和2年度の決算額では2,570万で、約1,400万減になってございます。それと含めました、先ほど言った受水費で2,500万、資産減耗費で1,400万、この2点が経常費用を令和元年よりも下げたということによって20円の差が出たという形になります。  先ほどの委員の今後の見通しというか目標というお話でございますが、具体的に何%というわけではございません。ただ、やはり料金回収率100%、供給単価を若干でも上回る。今回は20円という差が出てしまったんですが、これは先ほど言ったことも原因も上げられますし、今後も、浄水場のほうで大規模修繕を今後控えておりまして、令和3年度予算から修繕引当金としてその金額を積んでおりますので、令和3年度は恐らく令和2年度よりも純利益も下がって、経常費用もその分上がるのではないかと。ということで、この20円という差は今後そんなに、今回はちょっと出てしまったんですが、今後は数字は収まっていくのではないかなというような予測をしております。  私のほうからは以上でございます。 30 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 31 ◯上下水道課長(平賀一也君)  先ほど、もう一点なんですけれども、1日の最大給水量がいつかということで、12月31日が一番最大の給水量ということで、一番人が集まるときに皆さん使われているのかなということでこういった結果が出ています。  以上です。 32 ◯委員長(坂本夏樹君)  山川秀正委員。 33 ◯委員(山川秀正君)  供給単価、給水原価の部分についての話は理解できました。それで、供給単価を決めるときには、今るる説明していただきました営業費用とかそういった部分についても一定の、毎年当然突発的な事故が発生したりいろいろな故障が発生したりということがあるから一律ではないにしても、一定の目安みたいな、例えば令和2年度で言えば230円、この給水単価のうちにそういう減耗費等々といいますか、費用としては一定計算には入っているかなという気がするものですから、そういうのは固定的に、例えば給水単価のうちの2%はそういう費用を見るとか、そういう想定というのはされているかどうかだけ改めてお聞きをしておきたいと思います。  それから、滞納処分に関わって、令和2年、給水停止を実行したのは6件ということで、現状も4件というお話がありましたけれども、その期間です。当然ライフライン、水ですから、そういった点でいえば、なしでは生きていられないんで、その給水停止をした期間がどの程度なのかということと、もう一つは、以前からこの問題議論していて、生活実態がないとかいろいろな理由、要するに住居は構えているけれどもそこの生活実態がなくてというようなお話もお聞きをしましたけれども、そういった点では、この件数については音更町での生活実態は有しているという判断をしていいのかと、それから期間についてどの程度止めているのか。そこは、ライフラインを止めるという点では最大限やっぱり配慮しなければいけないというふうに思いますので、その点についての基本的なスタンスがありましたらお願いをしたいと思います。 34 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 35 ◯上下水道課長(平賀一也君)  すみません、お時間いただきまして。今、停水者のどの程度の期間かということで、生活を有している人で停水期間はほとんど、停止します、そしてまたその方とお話ししてまた開けるというような、長い期間の停水ということはありません。結構同じ方がそういった給水停止ということになっていますので、ちょっと言い方は悪いんですけれども、そういうのに慣れていると言ったらおかしいんですけれども、そこら辺は、うちのほうも水を供給している立場で、そういったお金をもらって独立採算で経営していっていますので、そこら辺は慎重にお客様と相談しながら進めてまいりたいと思います。  給水原価と供給単価の関係ではあるんですけれども、これといって目安というか、何%とかということでは決めていないというのが現状なんですけれども、給水原価が供給単価より上がるということは望ましくないので、そこは気をつけて計算してやっていきたいと思いますので御理解いただきたいと思います。  以上です。 36 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 37 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑がなければ、本会計及び第14号に対する質疑を終わります。  次に、認定第7号、令和2年度音更町簡易水道事業会計決算の認定についての件を議題とします。  説明を求めます。  下口谷建設水道部長。 38 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  それでは、認定第7号につきまして御説明させていただきます。令和2年度音更町簡易水道事業会計決算について御説明いたします。  音更町上下水道事業決算書の33ページ、34ページをお開き願います。令和2年度音更町簡易水道事業決算報告書であります。  収益的収入及び支出の上の収入の表、1款簡易水道事業収益の決算額につきましては3億6,679万4,245円となったところであります。下の支出の表、1款簡易水道事業費用の決算額につきましては3億9,275万4,510円となったところであります。  続きまして35ページ、36ページをお開き願います。  資本的収入及び支出の上の収入の表、1款資本的収入の決算額につきましては2億703万8,200円となったところであります。次に、下の支出の表、1款資本的支出の決算額につきましては2億8,636万774円となったところであります。  なお、表の枠外下段に記載しておりますとおり、資本的収入額資本的支出額に不足する額7,932万2,574円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額247万5,527円、引継金51万9,812円及び当年度分損益勘定留保資金7,632万7,235円で補填したところであります。  次に37ページ、38ページをお開き願います。  特例的収入及び支出につきましては、地方公営企業法第4条第4項の規定により、令和元年度簡易水道事業特別会計の打切り決算後の未収金及び未払金の額を整理したものであります。特例的収入の決算額につきましては37万987円となったところであります。次に、特例的支出の決算額につきましては259万975円となったところであります。  次に39ページをお開き願います。令和2年度の財務諸表であります。  はじめに損益計算書であります。なお、決算額等につきましては消費税抜きの額で表示しておりますので御留意願います。  1点目の営業収益につきましては、給水収益、負担金などで7,390万6,205円となったところであります。  2点目の営業費用につきましては、原水及び浄水費、総係費、減価償却費などで3億4,424万103円となったところであります。  したがいまして、営業損失につきましては3)の太字の2億7,033万3,898円となり、3点目の営業外収益と4点目の営業外費用を整理した経常損失は、7)太字の3,654万8,296円となったところであります。  8)太字の当年度純損失につきましては、経常損失と同額となったところであります。  9)太字の前年度繰越欠損金は、簡易水道事業開始貸借対照時の繰越金で、2億641万666円となったところであります。  当年度未処理欠損金につきましては、8)、9)太字を合わせました2億4,295万8,962円となったところであります。  次に40ページ、41ページをお開き願います。剰余金計算書及び欠損金処理計算書であります。  まず、上段の剰余金計算書から御説明いたします。この計算書は、後ほど御説明いたします貸借対照表における資本の部に掲載しております資本金と剰余金の令和2年度中の増減に関する計算書であります。計算書の一番右側の欄の資本合計でありますが、資本金と剰余金を合わせた一番上の前年度末残高と当年度中の変動により6,165万4,634円増加したことから、一番下、当年度末残高がマイナス1億3,513万2,388円となったところであります。  次に40ページ下の表、欠損金処理計算書についてでありますが、当年度純損失と前年度繰越欠損金を合わせた未処理欠損金の当年度残高は2億4,295万8,962円となり、この処理につきましては、全額翌年度繰越欠損金とするものであります。  次に42ページ、43ページの貸借対照表であります。資産や負債及び資本の状況から会計全体の財政状況を示した書類であります。  最初に42ページの資産の部であります。1点目の固定資産でありますが、(1)有形固定資産が1)太字の67億8,459万1,569円となったところであります。  なお、61ページ、62ページの財産目録に詳細を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  2点目の流動資産につきましては2)太字の3,653万9,420円となりまして、資産の合計につきましては68億2,113万989円となったところであります。  続きまして43ページ、負債の部であります。負債の部につきましては、固定負債、流動負債、繰延収益を合わせた負債合計が6)太字の69億5,626万3,377円となったところであります。  続きまして資本の部であります。資本金及び剰余金の増減内容につきましては、先ほどの剰余金計算書で御説明申し上げたところでありますので説明を省略させていただきますが、貸借対照表におきまして、資本金は企業開始後の追加出資であります繰入資本金を組み入れた組入資本金に分類し、計上しております。  資本の部につきましては、先ほどの剰余金計算書で御説明いたしました資本金、剰余金を合わせた資本合計が9)のマイナス1億3,513万2,388円となったところであります。  負債と資本合計につきましては68億2,113万989円となったところであり、42ページの資産合計と一致したところであります。  次に45ページの簡易水道事業報告書であります。  1点目の概況、(1)の総括事項のイ、給水状況でありますが、2年度末の給水件数につきましては915件でありまして、対前年度26件の減となったところであります。
     次に、年間給水量につきましては53万3,095立方メートルでありまして、対前年度9,314立方メートルの増となったところであります。  1日最大給水量は2,969立方メートル、1日平均給水量は1,461立方メートルとなったところであります。  次に、ロ、主な工事の概要でありますが、資本的支出における建設改良費の総額は、建設事業費施設更新事業費及び量水器整備事業費を合わせまして1億2,454万4,702円となったところであります。  次に、ハ、財政状況につきましては、先ほど御説明申し上げたところでありますので省略させていただきます。  (2)の議会議決事項につきましては、3項目でありまして、記載のとおりであります。  46ページをお開き願います。  (3)の行政官庁認可事項につきましては、企業債の発行につきまして、北海道の同意を得たところであります。  (4)の職員に関する事項につきましては、令和3年3月31日現在、2名となっております。  47ページを御覧ください。2点目の工事であります。(1)建設工事の概要から(2)保存工事の概要まで記載のとおりであります。  48ページをお開き願います。3点目の業務、(1)業務量であります。  1)年度末給水人口につきましては2,124人となっておりまして、前年度より42人の減となったところであります。  2)計画給水人口につきましては2,760人となっておりまして、計画に対する達成率は77%となったところであります。年度末給水件数につきましては915件で、前年度から26件の減となったところであります。  3)年間給水量につきましては、対前年度9,314立方メートルの増となり、料金算定の対象となりました4)年間有収水量も前年度を5,052立方メートル上回る42万472立方メートルとなっております。  給水の効率性を表す一番下の有収率につきましては、0.4ポイント減少し、78.9%となったところであります。  次に、水道水1立方メートルに対してどれだけの収益を得ているか表す供給単価につきましては173円92銭となったところであります。  また、水道水1立方メートルをつくるのに必要とする費用を表す給水原価につきましては501円18銭となったところであります。  (2)事業収入に関する事項及び(3)事業費に関する事項につきましては、39ページの損益計算書で御説明いたしましたので省略させていただきます。  49ページを御覧ください。4点目の会計であります。  (1)重要契約の要旨につきましては、契約金額1千万円以上の工事などを掲載しております。  (2)企業債の概況でありますが、当年度末残高の合計は42件で32億9,408万6,733円となり、前年度に比べ5,572万172円減少しております。  なお、これらの詳細につきましては、56ページから59ページに発行年月日ごとに、また、60ページに利率段階別に掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  お戻りいただきまして49ページです。  (3)一時借入金の概況でありますが、音更町水道事業により2千万円借入れを行い、年度内に全て償還しているところであります。  50ページを御覧ください。令和2年度キャッシュフロー計算書であります。この計算書は、企業経営活動を三つの区分に分類して、現金の流れに着目して財務状況を表したものであります。  1点目の業務活動によるキャッシュ・フローでは、給水事業の運営に係る現金の収支、予算で申しますとおおむね収益的収支に係る現金の収支を表しております。1)太字のとおり、本年度の業務活動により、8,596万4,535円の資金が増加しております。  2点目の投資活動によるキャッシュ・フローでは、建設事業に係る現金の収支、予算で申しますと、資本的収支のうち企業債以外の項目に関する現金の収支を表しております。2)太字のとおり、本年度の投資活動により1億604万6,761円の資金が減少しております。  3点目の財務活動によるキャッシュ・フローでは、企業債の借入れと償還による現金の収支を表しております。3)太字のとおり、本年度の財務活動により4,191万6,828円の資金が増加しております。  本年度の簡易水道事業会計全体の資金の増額は4)太字の2,183万4,602円となっており、期末の残高は2,457万4,402円となったところであります。  なお、この額につきましては、先ほど御説明いたしました42ページ、貸借対照表の流動資産の現金・預金の額と一致しているところであります。  次に、51ページの収益費用明細書から62ページの参考資料、財産目録でありますが、ここまで御説明申し上げました決算資料の明細となっており、各項目の説明は省略させていただきますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  続きまして63ページをお開き願います。簡易水道料金の収納状況であります。表中、現年度分の収納率につきましては99.6%、滞納繰越分につきましては100%となっており、現年度分及び滞納繰越分を合わせた全体の収納率は99.6%となったところであります。  次に、中段の損益勘定留保資金の状況でありますが、こちらにつきましては、先ほど資本的収支、35ページ、36ページの下段で御説明させていただきました補填財源、(C)でありますが、7,632万7,235円が減少し、新たに7,634万7,492円増加したことにより、当年度末残高は2万257円となったところであります。  以上、説明とさせていただきます。御審議をよろしくお願いいたします。 39 ◯委員長(坂本夏樹君)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  松浦委員。 40 ◯委員(松浦波雄君)  令和2年度から簡易水道事業が企業会計となって、こういう財務諸表等を見ることができて、いろいろ判明しているところがあるんですけれども、最初に、簡易水道に対する一般会計からの繰入金を確認しますと、簡易水道事業には約1億9,700万円の繰入れがありました。そして決算書を見ると、令和2年度の純損失が3,654万8千円であります。収益の柱はまず水道料金だと思うんですけれども、給水原価が501円となっています。この給水原価を類似団体と比較すると、類似団体の平均値が大体300円ぐらいだと思いますので、まず本町のこの給水原価が高い理由についてお答えください。  次に、簡易水道というのはその性質上給水原価が高くなってしまうというのは当然であって、理解するところです。料金も基本的には水道と同じ料金にしなければならない、これも当然だと思います。しかし、現状として一般会計から約1億9,700万円の繰入れを受け、なおかつ給水単価から給水原価を引いた差額がマイナス327円26銭という現状でありまして、経営成績を見ると、1億9,700万円の税金を投入しても、先ほど言ったように純損失が3,654万8千円となっている。このような現状において今後どうやってこの簡易水道事業を維持していこうとされているのか、これについてお答えください。 41 ◯委員長(坂本夏樹君)  平賀上下水道課長。 42 ◯上下水道課長(平賀一也君)  まず、1点目の給水原価の高い理由ということで、今松浦委員さんからも言われたとおり、令和2年度の4月から企業会計化ということで、今回のこの決算に当たって、こういった企業会計に合わせた決算資料ということで、今申しましたとおり、欠損金もおおむね3,600万ということで、経営状況が明らかに示されたと思っております。  給水原価の高い原因と申しますと、先ほどの上水でもお話しさせていただいたんですけれども、減価償却というところで、非現金にはなってはいるんですけれども、減価償却が要因で、どうしても給水原価を策定する式で入れ込みますとこういった結果が出ております。  減価償却が高いというのは、どうしても上水道と簡易水道の比較になるかとは思われるんですけれども、上水道に関しては、全体で音更町、浄水場が10か所配置されていまして、そのうち上水が1か所の浄水場となっていまして、そのほか9か所が簡易水道の浄水場となっております。365日24時間稼働していますので、そこら辺で施設の老朽化、更新も伴ってそういった経費もかかってきますし、料金収入に関しても上水から比べると6%程度になっているというので、人口密度も少ない中、やはりそういう施設を維持管理、運営していく上で、多額の費用がかかって、それに対しての減価償却、資産の減価償却となってきますので、それで、要因としては、ほかの自治体さんの内情はちょっと分からないんですけれども、300円と比べると501円というのは高いということになってくるとは思うんですが、そういった要因があります。  以上です。 43 ◯委員長(坂本夏樹君)  下口谷建設水道部長。 44 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  先ほど御質問いただきました、どうやって今後簡易水道企業会計を維持していくのかということでございますけれども、特別会計時代から、不足分については町から繰入れをいただきましてどうにかやってきているわけでございますけれども、御承知のとおり簡易水道事業の施設自体が、音更町広範囲なものですから、水道事業並みの施設延長といいますか、浄水場もそうですし、管路についてもほぼ同規模の施設がございます。それらを維持、更新とか考えていったときに、決して好転するようなものではないというふうに考えておりまして、当然延命化を図りながら更新費用を抑えていくといった考えの下には立っておるんですが、今後についても補助金をいただいてという形は変わらないというふうに思っております。  料金につきましては、委員おっしゃられたように、今のところは水道事業と均衡を図っているといったことで考えておりまして、水道事業の変更といいますか、改定のタイミングになろうかというふうに現在考えているところでございます。  以上です。 45 ◯委員長(坂本夏樹君)  松浦委員。 46 ◯委員(松浦波雄君)  了解しました。給水原価が高いというのは、そういう減価償却等を含み、ある程度見かけの数字もあるということについては一定程度理解いたしました。やはり簡易水道というのは、今説明がありましたように非常に、物すごい施設量があって、給水人口が少ないということで、これを独立独歩で維持していくのは当然できないというふうに私も認識をしております。しかしながら、水というものについては命を維持するものでありますので何としても守らなければいけない。しかも、上水道と簡易水道に料金の差があってはいけないと。私もそれは思っております。  それで、今のお答えの中で、要は一般財源の中から今後も投入していかざるを得ないというところは理解するところでありますが、上水道、これについては比較的いい経営成績だと思うんですけれども、例えばこちらからの繰入れというのはできないものなんでしょうか。これについては、法律上例えばできないとか、そういうものなんでしょうか。 休憩(午前11時13分) 47 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩をいたします。10分程度。 再開(午前11時21分) 48 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  下口谷建設水道部長。 49 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  先ほど委員から質問がありました水道事業から簡易水道事業へ繰入れはできないのかというお話でございますが、水道事業は水道事業で企業会計として独立して収支を図っているわけなんですけれども、簡易水道も同じく。その中で、上水道区域の会計につきましても上水道の区域の中の料金収入によって賄っているわけでございまして、そちらでお金があるから簡易水道のほうに回したらどうかといったことだと思うんですが、それはちょっと町場の方に対して、町場の方といいますか、水道事業で料金を払っている方の負担で簡易水道を賄うというのはちょっと私どもも想定はしていないといったところでございます。  以上でございます。 50 ◯委員長(坂本夏樹君)  松浦委員。 51 ◯委員(松浦波雄君)  当然そういう答えになるだろうとは思うんですけれども、同じような施設を共用している部分が多数ありまして、そういう使い方が、当然全額というわけじゃないんですけれども、少しぐらい回してもいいんではないのかなというふうに思いましたので問題提起したわけでございます。  つまり、一般財源からそこに補填するということは、町場だろうが、そういう含めて結局簡易水道に補填しているわけですから、それが少なくなれば逆に私はいいのかなと思いましたので、今の回答からいくと当然法律上できないというようなことであるんでしょうけれども、いずれにしろ簡易水道につきましては水道と料金は同一のという多分原則をお持ちだと思いますので、それを維持しつつ、例えば農業用とか何とか、そういうのはちょっと違うところはあると思うんですけれども、あと非常に難しい施設の維持とか安定した水の供給とかいうの、これは引き続きそれが維持できるようにお願いして質問を終わります。 52 ◯委員長(坂本夏樹君)  宮原副町長。 53 ◯副町長(宮原達史君)  本来であれば企業会計の公営企業の経営につきましては私答弁する権限ありませんので、そっちのほうはお話あまりできませんけれども、全体的なことでお話しさせていただきたいと思います。今、上水道の会計から簡易水道の会計への補助というか、そういうことをお話しいただきましたけれども、お答えは部長が答弁したとおりなんですけれども、一般財源から出すということは、議会の議決、皆さんの議決をいただいて繰出金なり出資金なり補助金なりということで、一般会計を通して、一般財源で議会の議決をいただいて出すというのが原則だということがまず頭にあります。それと料金収入も部長の申し上げたとおりなんですけども。  それで、企業会計につきましては、地方公営企業と言うんですけれども、これは経営組織を一般行政組織から切り離して、独立した経営ということ、そういうものを持たせた企業会計です。もともと特別会計でやっていたものが、次々何十年間の間に企業会計にしなさいということで来たわけですけれども、今回この簡易水道に関しては、国のほうから人口3万人以上のところは企業会計にしなさいということで、去年企業会計になりました。人口3万人以上といいますと、町村では北海道では音更しかありませんので、音更は企業会計化しました。この後、個別排水処理会計もあと二、三年で企業会計化しなさいということで国のほうから通知来ています。  これは全て平成30年の水道法の改正で、企業会計の上下水道の経営基盤の強化を目指した法律改正から来ているわけですけれども、先ほどの上水道会計、それから今回の簡易水道会計、答弁なんかを聞いていると、私などはさっぱり分からないような言葉も出てきて、なかなか難しい。そういった中で10年後の経営戦略であるとか、今、その法律に絡みましてアセットマネジメントであるとかストックマネジメントであるとか、いろんな経営戦略を推進しなさいということになってきています。  これが、音更町の水道の管路の話もさっき出ていましたけれども、給水人口1人当たりの管路ということになりますと音更は全道トップクラス、面積も広いですし、簡易水道がこれだけ整備されている町もそんなにありません。それだけの管路を持っていますし、したがってそれに伴って施設もある。  そういったものをこれから、目標としている、水道料金をあまり値上げしないようにということも含めながら、災害に強い、そして住民の皆さんが健康で文化的な水の使用ができるような、そういったものを目指すためには経営基盤といいますか体制も少し整えなければならないということで今検討しているのは、もう言ってしまいますけれども、建設水道部という大きい部があるんですけれども、これを公営企業部門と独立させて責任者を置くというような検討をしていますので、今後これからその検討に向けてその作業を進めていくわけですけれども、そういったことも含めましてこれからの公営企業、まだまだ難しいところありますけれども、住民の皆さんになるべく御負担をかけないように、そして御不便をかけないように、なかなか目立たない仕事なんですけれども、何かあったときに大変困るのがこういうインフラですので、その辺は留意して進めていきたいと思いますので御理解いただきたいと思います。  以上です。 54 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 55 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑がなければ、本会計に対する質疑を終わります。  次に、認定8号令和2年度音更町下水道事業会計決算の認定について、議案第15号令和2年度音更町下水道事業会計処分利益剰余金の処分についての件を議題とします。  説明を求めます。  下口谷建設水道部長。 56 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  それでは、認定第8号及び議案第15号につきまして併せて御説明させていただきます。はじめに、令和2年度音更町下水道事業会計決算について御説明いたします。音更町上下水道事業決算書の64ページ、65ページをお開き願います。  収益的収入及び支出の上の収入の表、1款下水道事業収益の決算額につきましては11億4,761万7,177円となったところであります。次に、下の支出の表、1款下水道事業費用の決算額につきましては9億4,973万780円になったところであります。  続きまして66ページ、67ページをお開き願います。  資本的収入及び支出の上の収入の表、1款資本的収入の決算額につきましては5億2,967万6,135円となったところであります。次に、下の支出の表、1款資本的支出の決算額につきましては10億6,034万9,882円となったところであります。  なお、表の枠外下段に記載しておりますとおり、資本的収入額資本的支出額に不足する額5億3,067万3,747円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,169万6,083円、減債積立金1億9,135万5,968円及び当年度分損益勘定留保資金3億1,762万1,696円で補填したところであります。  次に68ページをお開き願います。令和2年度の財務諸表であります。  はじめに損益計算書であります。なお、決算額等につきましては消費税抜きの額で表示されております。  1点目の営業収益につきましては、下水道使用料、町の一般会計負担金などで6億5,213万8,545円となったところであります。
     2点目の営業費用でありますが、(1)から(7)までの下水道施設管理運営費、総係費、流域下水道運営費及び減価償却費などで、合計は2)の8億1,307万5,292円となったところであります。  よって、営業損失につきましては、営業費用2)から営業収益1)を差し引いた3)太字の1億6,093万6,747円となったところであります。  次に、3点目の営業外収益と4点目の営業外費用を整理した経常利益につきましては、7)太字の1億7,619万314円となったところであります。  8)太字の当年度純利益につきましては、経常利益と同額となったところであります。  前年度であります令和元年度の未処分利益剰余金は、減債積立金の積立てまたは資本金への組入れとして昨年9月定例会にて議決をいただき、全額を処分しておりますので、9)の前年度繰越利益剰余金はありません。  その他未処分利益剰余金変動額につきましては、減債積立金企業債償還に使用した額に相当する額で、1億8,449万6,520円となっております。  当年度未処分利益剰余金につきましては3億6,068万6,834円となったところであります。  次に69ページ、70ページをお開き願います。剰余金計算書及び剰余金処分計算書であります。  まず、上段の剰余金計算書から御説明いたします。この計算書は、後ほど御説明いたします貸借対照表における資本の部に掲載しております資本金と剰余金の令和2年度中の増減に関する計算書であります。計算書の一番右側の欄の資本合計でありますが、資本金と剰余金を合わせた一番上の前年度末残高と中段の処分後残高が同額の17億3,771万7,579円となり、当年度中の変動により2億5,324万7,314円増加したことから、一番下の当年度末残高が19億9,096万4,893円となったところであります。  次に69ページ下の表、剰余金処分計算書につきましては、剰余金の処分について、議決または条例によることとされているため、別途議案を提出しておりますので、後ほど御説明させていただきます。  次に71ページ、72ページの貸借対照表であります。  最初に71ページの資産の部であります。資産や負債及び資本の状況から会計全体の財政状況を示した書類であります。  1点目の固定資産でありますが、(1)有形固定資産と(2)無形固定資産で1)太字の139億3,086万5,756円となったところであります。なお、92ページ、93ページの財産目録に詳細を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  2点目の流動資産につきましては2)太字の5,898万219円となりまして、資産の合計につきましては139億8,984万5,975円となったところであります。  続きまして72ページ、負債の部であります。負債の部につきましては、固定負債、流動負債、繰延収益を合わせた負債合計が、6)太字の119億9,888万1,082円となったところであります。  続きまして資本の部であります。資本金及び剰余金の増減内容につきましては、先ほど69ページ、70ページの剰余金計算書で御説明申し上げたところでありますので説明を省略させていただきますが、貸借対照表におきまして資本金は、企業開始時の引継ぎ資本であります固有資本金、企業開始後の追加出資であります繰入資本金、減債積立金の取崩し後の未処分利益剰余金を組み入れた組入資本金に分類し、計上しております。  資本の部につきましては、資本金、剰余金を合わせた資本合計が9)の19億9,096万4,893円となったところであります。  負債と資本合計につきましては139億8,984万5,975円となったところであり、71ページの資産合計と一致したところであります。  続きまして74ページの下水道事業報告書でございます。  令和2年度末の処理件数につきましては1万7,097件でありまして、対前年度115件の増となったところであります。  年間処理水量は455万7,806立方メートルで、対前年度3万3,626立方メートルの増となったところであります。  次に、ロ、建設事業であります。資本的支出における建設改良費の総額は、下水道建設費と下水道改良費を合わせまして3億7,271万7,594円となり、開進地区公共下水道工事、公共ますの新設、国道241号汚水管更新工事などを主に実施したものであります。  次に、ハ、財政状況につきましては、先ほど御説明申し上げたところですので省略させていただきます。  (2)の議会議決事項につきましては記載のとおりであります。  (3)の行政官庁認可事項につきましては、企業債の発行について北海道の同意を得たところであります。  75ページをお開き願います。  (4)の職員に関する事項につきましては、令和3年3月31日現在3名となっておりまして、前年と増減はありません。  2点目の工事であります。建設工事の概要でありますが、(1)下水道建設費といたしまして、開進地区の公共下水道工事、九線大和地区の雨水管新設工事のほか14か所の公共ます新設工事を実施したところであります。  (2)下水道改良費につきましては、北海道の道路改良工事に伴う音更中央通汚水管移設工事のほか、木野汚水中継ポンプ場や十勝川温泉浄化センターの電気設備更新工事などを実施したところであります。  76ページであります。3点目の業務であります。  (1)の業務量につきましては、年間総処理水量については455万7,806立方メートルで、前年度と比べ3万3,626立方メートルの増加となり、年間有収水量につきましては366万9,830立方メートルで、対前年度2万7,154立方メートルの増加となり、有収率は前年度と同率の80.5となったところであります。  行政区域内人口は4万3,831人、処理区域内人口は3万9,219人で、普及率は89.5%となったところであります。  また、処理区域内人口のうち実際に下水道を使用している水洗化人口は3万9,095人でありまして、水洗化率は99.7%となったところであります。  (2)事業収入に関する事項及び(3)事業費に関する事項につきましては、68ページの損益計算書で御説明申し上げましたので説明を省略させていただきます。  77ページをお開き願います。4点目の会計であります。  (1)重要契約の要旨につきましては、契約金額1千万円以上の工事を掲載しております。  (2)企業債の概況でありますが、当年度末残高の合計は164件で58億4,925万6,128円となり、前年度末に比べ3億9,006万9,682円減少しております。  なお、これらの詳細につきましては、85ページから89ページに発行年月日ごとに、また91ページに利率段階別に掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  (3)一時借入金の概況につきましては、下水道企業会計内におきます運営資金の不足を補うため、町水道事業会計から3億円の一時借入れを行い、年度内に全て償還しているところであります。  5点目、その他、一般会計負担金などの使途についてでありますが、下水道事業会計におきましては、一般会計から多額の繰入れを受けて企業運営している会計でありますことから、その使途について決算上で明らかにするために科目ごとの充当先を明示することとしております。なお、ここで計上した数値が消費税申告上の基礎となるため、充当先の経費につきましては消費税法上の特定収入に該当するか否かを併せて記載しておりますので、御参照願います。  78ページであります。令和2年度キャッシュフロー計算書であります。この計算書は、企業経営活動を三つの区分に分類して、現金の流れに着目して財務状況を表わしたものであります。  1点目の業務活動によるキャッシュ・フローでは、排水処理に係る現金の収支、予算で申しますとおおむね収益的収支に係る現金の増減を表しております。1)太字のとおり、本年度の業務活動により5億2,272万8,868円の資金が増加しております。  2点目の投資活動によるキャッシュ・フローでは、建設事業に係る現金の収支、これも予算で申しますと、資本的収支のうち企業債及び出資金以外の項目に関する現金の収支を表しております。2)太字のとおり、本年度の投資活動により1億9,681万4,084円の資金が減少しております。  3点目の財務活動によるキャッシュ・フローでは、企業債の借入れと償還及び一般会計出資金の受入れによります現金の増減を表しております。3)太字のとおり、本年度の財務活動により3億1,301万2,682円の資金が減少しております。  1)、2)及び3)を合計した本年度の会計全体の資金の減少額は4)太字の1,290万2,102円となっており、期首の2,061万3,836円を合計した期末残高は3,351万5,938円となったところであります。  なお、この額につきましては、71ページ、貸借対照表におきます流動資産の現金及び預金の額と一致しているところであります。  次に、79ページの収益費用明細書から94ページの参考資料、財産目録でありますが、ここまで御説明申し上げました決算資料の明細となっておりますので説明は省略させていただきます。後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に95ページをお開き願います。  下水道使用料の収納状況であります。下水道使用料の現年度調定分の収納率は対前年度同率の97.9%、滞納繰越分の収納率は対前年度6.8ポイント増の87.5%となったところであります。現年度分、滞納繰越分を合わせた全体の収納率は、対前年度0.2ポイント増の97.6%となったところであります。  なお、当年度の不納欠損につきましては、対象者11人、延べ26件分で3万3,096円であります。  次に、中段の損益勘定留保資金の状況でありますが、資本的収支におきまして66ページ、67ページの下段で御説明させていただきました、企業会計処理上、資本的収支の不足額の補填財源に関する状況を表しております。  損益勘定留保資金とは、企業が資産を有することによる減価償却費など現金支出を必要としない企業内部に留保される資金でありまして、この資金が資本的収支不足額に補填されるものとなっております。水道事業では、過年度の損益勘定留保資金、(A)の留保資金から補填しておりますが、下水道事業では、当年度発生した留保資金(B)の3億1,762万1,696円の全額を当年度の資本的収支不足額に補填している経営状態となっております。このため、当年度末残高はありません。  次に、利益剰余金の状況でありますが、69ページの損益計算書の最下段に表示しております当年度未処分利益剰余金3億6,068万6,834円の内訳について掲載してあります。  以上、下水道事業会計決算についての御説明とさせていただきます。  続きまして、議案第15号令和2年度音更町下水道事業会計処分利益剰余金の処分について御説明申し上げます。別冊の議案書の19ページをお開き願います。  地方公営企業法第32条第2項の規定により、未処分利益剰余金の処分について議会の議決を経ようとするものであります。  令和2年度音更町下水道事業会計処分利益剰余金3億6,068万6,834円のうち、1億7,619万314円を減債積立金に積み立て、1億8,449万6,520円を資本金に組み入れるものとする。  この処分の考え方につきましては、水道事業と同様に、当年度純利益分につきましては企業債の償還財源として減債積立金に積み立てることとし、その他未処分利益剰余金変動額につきましては資本金に組み入れることが適当であると判断いたしまして、これらを処分しようとするものであります。  なお、決算書において説明を割愛させていただきました決算書69ページ下段の令和2年度音更町下水道事業剰余金処分計算書につきましては、この処分の内容を計算書として掲載したものとなっておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上、議案第15号の説明とさせていただきます。御審議のほどをよろしくお願い申し上げます。 57 ◯委員長(坂本夏樹君)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  松浦委員。 58 ◯委員(松浦波雄君)  下水道事業については比較的良好な経営状態だと思います。令和8年度を目途に独立採算の事業運営になるという見込みでおられるのかなというふうに思うんですが、そうなると上水道と同じように一般会計からの繰り入れがないのかどうか。  ただ、上水道と下水道には違いがありまして、下水の雨水処理は公費負担、汚水は使用者負担が原則だと思うんですけれども、令和2年度でいうと、汚水処理のほうに一般会計の負担金で約1,200万ですか、これで公共下水道事業の汚水処理に要する経費の一部、これを負担したと。また、一般会計補助金で約1億5,700万円、これについては公共下水道事業の汚水処理施設の減価償却費に全額を充当したとあるんですけれども、なかなかこの水道の会計については難しいところがありまして、要は、確認したいのは、独立採算制というのは今言ったこういう汚水処理に関わる部分の公費負担がなくなる、そういう認識でよろしいんでしょうか。雨水処理の部分の公費負担はあるけれども、今言ったように汚水処理の部分はなくなると。まずそこの点を確認したいんですが。 59 ◯委員長(坂本夏樹君)  工藤総務係長。 60 ◯上下水道課総務係長(工藤 健君)  私のほうから、委員のほうから質問がございました一般会計からの出資金についての中身、先ほど委員おっしゃいましたとおり、下水道の補助金につきましては、令和7年度までいただいて、令和8年度から独立採算できるという今見込みでございます。ただ、その他の負担金、出資金でございますが、まず負担金についてなんですけれども、負担金につきましては、雨水処理関係の維持管理、雨水整備に要した起債の利子及び雨水の施設の減価償却費分でございまして、汚水処理の分につきましては、下水道事業に係る起債のうち、総務省が定めた繰り出し基準に基づいて町が負担する利息分でございます。  それで、補助金については令和8年度で一応なくなる予定なんですが、負担金につきましては、雨水処理にかかる経費についてはもちろんいただきますし、先ほど言いました汚水に関するものについては利子で、今後も汚水処理関係で借入れした企業債に対する利子もこれから払っていくので、その分についても公営企業会計への繰り出し基準の一つとなっておりますので、出資金につきましては、先ほど負担金は利子と申しましたが、出資金につきましては元金を対象としておりますので、これを汚水処理に係る起債、毎年償還していく元金を一部補填といいましょうか、財源として一般会計からの繰り出しを受けております。ですので、負担金と出資金につきましては今後続いていく予定でございます。  以上です。 61 ◯委員長(坂本夏樹君)  松浦委員。 62 ◯委員(松浦波雄君)  では再度確認しますが、令和2年度でいうと、この約1億5,700万円分、これが多分令和8年度以降はなくなるんじゃないかという認識でよろしいんでしょうか。  一番関心があるのは、そうなったときに下水道料金が下がるのかどうか、それとも現状維持なのか、そこについても併せてお答えください。 63 ◯委員長(坂本夏樹君)  工藤総務係長。 64 ◯上下水道課総務係長(工藤 健君)  補助金の動向に向けて、その後の下水道の使用料金という形なんですけれども、補助金につきましては、先ほど申しましたように年々減っていきます。なぜ減るかと申しますと、下水道は水道と違いまして、設備投資始めたのが水道よりも若干遅れていますので、それでも下水道の施設を積極的に進めるため、設備投資に多額の企業債を当初つぎ込んでいました。その際、元金が毎年、今までずっと積み上がってきたんですけれども、その企業債の償還が、元金と利子が少しずつ償還期間を終えて、元金と利子の負担額が徐々に少なくなってきている、それが原因で下水道の補助金は少なくなります。  ですけれども、今年度純利益も出してはいるんですが、この純利益を出した要因といいますのは、町からいただいた補助金がメインとなって純利益を出しております。今後補助金がどんどん減っていくに伴って下水道の純利益も下がっていきます。ですので、そうなると純利益が下がってきて、下水道の今回経営戦略というものを作成させていただいたんですけれども、作成当時は、今年の3月につくらせていただいたんですけれども、令和12年の間には、当年度純利益はどんどん減ってはいくんですけれども、何とか資金面では若干あるのかなと。  ただ、中長期的に見ますと、経営戦略に載せてはいるんですが、今のところ令和15年に当年度の純損失が発生する見込みとして、今の段階では推計値なんですけれども、そのように出してございます。ですので、補助金が終わって独立採算になるからといって使用料金が下がるということは現段階ではちょっと考えてございません。  また、先ほど水道と同じように経営戦略を5年ごとに作成しております。今回の経営戦略では、今後の料金についての在り方について今後検討しなければいけないというふうに記載しておりますので、5年後に、この経営戦略に沿ってこれからも進めていくんですが、その内容を確認した上で、そのときにまた料金については検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。 65 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 66 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑がなければ、本会計及び議案第15号に対する質疑を終わります。 休憩(午前11時59分) 67 ◯委員長(坂本夏樹君)  昼食のため休憩といたします。午後の再開を13時といたします。 再開(午後 0時56分) 68 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  審査で残した問題を含め、本委員会に付託された案件全般について総括的質疑を行います。  質疑ありませんか。  山川秀正委員。
    69 ◯委員(山川秀正君)  後期高齢者の部分で質疑しようと思っていたら、書類を見つけ切れないで通ってしまったんで、大変申し訳ないんですけれども、ここでさせていただきたいと思います。  それで、この後期高齢者特別会計の部分では予算案でも反対をさせていただきました。それで、その反対の根拠といいますか、医療保険、ここの値上げの問題があって、これ以上の負担はやっぱり避けるべきだということで反対をさせていただきましたけれども、そのときのやり取りの中で、当初、本町1人当たりの保険料、道は7.2ポイントだか上げるという話でしたけれども、本町はそこを努力をして3.64%、保険料にして1人当たり6万7,404円ということでありましたけれども、先日報告がありました結果として、現年度分調定額、1人当たり7万1,110円と。この金額は、当初道が引き上げようとしていた金額とほぼ同じ水準までなったということでありますけれども、音更町が目指した6万7千何がしというところからここに、こういう調定額にならざるを得なかった要因等々についてまずお伺いをしたいと思います。  それから2点目は、後期高齢者医療保険の部分での滞納処分、滞納等々について実態を報告してください。  以上です。 70 ◯委員長(坂本夏樹君)  渡辺町民生活部長。 71 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  では私のほうからは、予算時と決算時で数字が動いた理由ということでございます。後期高齢者の保険料につきましては、広域連合のほうで全道的な算定をしまして、その中で音更町の分というふうに通知がございます。それに基づいて、予算時期についてはそういった数字を基に御説明をしたところでございます。そして、実際に発付する、積算する段階において計算したところ、結果的に、それはいろんな要件があると思うんですけれども、所得が上がっただとか家族構成とか、あとは医療費の問題とか、そういったものを整理した結果そのような形になったと。これについては補正予算ということでお願いしてきたところでございますので、そのときに説明したとおりでございます。  以上でございます。 72 ◯委員長(坂本夏樹君)  佐藤収納課長。 73 ◯総務部次長(税務・収納担当)兼収納課長(佐藤浩好君)  後期高齢者の分の滞納処分の実績ということでございます。令和2年度につきましては全部で滞納処分の件数が8件、16万2,126円ということでございまして、内訳は、預貯金債権が2件、国税還付金が5件、その他の債権、これは年金でございますけれども、1件の合計8件でございます。差押えによる充当の実績でございますけれども、5件でございまして、充当実績は10万3,589円ということでございます。  以上です。 74 ◯委員長(坂本夏樹君)  山川秀正委員。 75 ◯委員(山川秀正君)  ちょっとその前段の部分、値上げ抑制というところの部分が、結果としてというお話でしたけれども、ここの部分、道が7.25%引き上げるといった部分を3.64に努力をするといった、そういう経過の中で、だからそこの要因について、結果としてというだけでなくて、もう少し詳細に触れていただくわけにはいかないのかなというふうに思います。確かに保険料を決めるのは北海道でございますけれども、先ほども述べましたとおり、年金の削減とか医療費の窓口負担増とか、今の生活実態を考えるとこれ以上の負担増は避けるべきというふうに率直に思うんですけれども、その点についてもう一度お願いをします。  それから、滞納処分なんですけれども、一番私が危惧するのは、何といっても差押え等々滞納処分をするという部分では、生活費についてはやっぱり踏み込んではならない、そこが担保されているかどうか。例えば、年金を差し押さえたというお話もありましたけれども、まさしくそういう日常生活を脅かすような内容になっていないのかどうなのかというあたりが、特に年金生活等々の中では、国民年金でいえば非常に1人の金額というのは、そこで1人が生活するというのはなかなか物理的に大変かなという状況が率直に思っている。年金を満額もらっても大変な状況の中で差し押さえたということは、生活する上で、そこら辺の生活費に踏み込まないというあたりをきちっと守られているかどうか、この点についてお答えをお願いをしたいと思います。 76 ◯委員長(坂本夏樹君)  渡辺町民生活部長。 77 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  金額の上がった分のもうちょっと詳しい説明ということでございますけれども、予算委員会の際にも、試算と。今の試算では3.64%増の1人当たり6万7,404円という説明をさせていただきました。そして、ふだんの取組として広域の余剰金も活用しながらやっていると。そういう中でこういう試算をしているというような説明でございます。ただ、結果的に、先ほども申し上げた、重なってしまうんですけれども、全体の所得の増とかいろんな要因がございまして実際に積算の段階ではこのような金額になってしまったということ以外に持ち合わせ、積算の詳細までは我々把握できないものですから、このような形になってしまうということでございます。  やはり心配されるように、窓口の負担とかそういった中で高齢者の方の負担が増えていくというのはあると思うんです。そこで、後期高齢の制度そのものになってくるんですけれども、やはり支えていくために、現役からの支援金、公費、それから保険料という中でやっていく中で、全体の人数の増もありますし、医療費自体が増高していくとなった以上、制度を維持していくためにはやっぱりこのような形というのが生じるものではないかと考えているところで、そこは御理解をいただきたいと思っているところでございます。 78 ◯委員長(坂本夏樹君)  佐藤収納課長。 79 ◯総務部次長(税務・収納担当)兼収納課長(佐藤浩好君)  後期高齢者の医療の部分についての滞納処分の状況でございます。後期高齢者単独の部分での滞納処分というのはほとんどございませんで、ほかの税等の遅れている部分も含めての滞納処分が実態としてございます。あと、後期高齢者の部分の年金差押え1件でございますけれども、この分につきましては本人と十分相談というか話合いの結果、承諾の上、差し押さえさせていただいているという状況でございまして、本人の了解の上、差押え、天引きじゃございませんけれども、そういう形で執行させていただいているという状況でございます。  以上です。 80 ◯委員長(坂本夏樹君)  山川秀正委員。 81 ◯委員(山川秀正君)  今、後期高齢者の制度内容等々については、ここで議論、あまり深めようとは思いませんけれども、例えば、保険料が上がる一番大きな要因、それは音更町だけでなくて、後期高齢者医療保険全体というふうに考えて一番大きな要因というのは、医療給付費、要はそこが大きく増えたら上がる、そういう仕組みになっているのかなと思うんですけれども、そういった点では令和2年度の医療給付費というのは相当引き上がったという理解をせざるを得ないのかどうなのか、この点についてはお答えをお願いしたいなというふうに思いますけれども。  それから、今の差押え、滞納処分のことですけれども、本人と合意と。そういった点では、当然そういう配慮もしながらやっているということは十分理解しますけれども、本人と合意で差し押さえるというのであれば、本人との合意で納付してもらうということが可能でないのかどうなのかという、その点についてだけお願いします。 82 ◯委員長(坂本夏樹君)  山本町民課長。 83 ◯町民課長(山本隆二君)  医療給付費の伸びの関係なんですが、平成元年時点でこの2年度の税率のほうを決めているかとは思うんですが、一応これは全国的な傾向ではあるんですが、何も診療報酬の改定や例えば大きな薬価の改定とかなければ、平均2%ほど医療給付費は増加すると言われております。2年度はたしか何もなかったはずなので、2%ぐらい伸びるという予想をもってこの保険料のほうの算定をしているかと思います。  以上です。 84 ◯委員長(坂本夏樹君)  佐藤収納課長。 85 ◯総務部次長(税務・収納担当)兼収納課長(佐藤浩好君)  後期高齢者の年金の差押えの関係でございますけれども、年金までという状況かもしれませんけれども、基本的に自主的な納付をしていただくというような状況でございますけれども、なかなか実質的な納付に至らず、ほかの税金も滞りがちというような状況で、やむを得ずそういう状況での年金の差押えの執行ということでございまして、単独の後期高齢者の医療費の差押えということではございませんけれども、そういう状況に至ってしまったというような状況でございます。  以上です。 86 ◯委員長(坂本夏樹君)  山本町民課長。 87 ◯町民課長(山本隆二君)  すみません、先ほど私は令和2年度が診療報酬の改定がないと発言したんですが、2年度に診療報酬の改定はありました。率にして小さくて、0.47%の増という形で改定はありました。  以上です。 88 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  神長委員。 89 ◯委員(神長基子さん)  保健福祉の部分になると思いますが、1点だけお伺いいたします。医療に関わってなんですけれども、10年ほど前から無料低額診療事業というのを行っている医療施設が十勝管内にも、一部ですけれども、あると思います。低年金ですとか低所得の方で急に体調が悪くなったり通院しなければいけないというときに、医療費が心配で受診を避けてしまうといいますか、そういった場合にこの無料低額の診療につなぐと非常に安心して医療にアクセスできる、こういったところで非常に大事な事業であるかと思います。音更町内でもこの無料低額診療を行っている医療施設があるというふうに私は伺っております。町内に関わらず、町民の方は帯広市内にも通院されている方が多いと思いますけれども、そういった中で、この事業を活用している方が実は通院しなくなってしまうというケースが散見される。なぜかというと、医療分についてはその事業の範囲内でカバーできるんですが、薬代がその事業の中には入っていないということで、一回一回、数千円の単位であっても、そこの負担がなかなか厳しいということで結局のところ受診をしないという、そういったケースが実際に起きているというふうに聞いております。  それで、いろいろ私も調べたんですけれども、これは本来的には国がしっかりそこもカバーしていただけるような、そういった制度設計に見直していく必要があることだとは思っているんですが、実はこの10月から帯広市でこの薬代についても助成するということでお聞きをいたしました。本町においてこういった検討がなされる余地があるかどうか、また、この現状についてどのように認識をされているかということと、この無料低額診療事業を実際に今現在といいますか、令和2年度で結構ですが、町内の町民の方で利用の実績自体はあるのかどうか、その点、もし数字で把握している部分がありましたら教えていただきたいと思います。 90 ◯委員長(坂本夏樹君)  堀田保健福祉部長。 91 ◯保健福祉部長(堀田 昇君)  無料低額診療事業ということで、今管内には4法人、8医療機関が実施しております。その中に音更病院、町内では音更病院が1か所実施しておりまして、低所得の方で医療費が払えないとかそういった場合に無料または低額で診療をしているということであります。  昭和49年から医薬分業という形で薬局が外に、本来なら、本来というか今までは病院の中で薬が処方されていたんですけれども、院外処方に変わっていって、病院代は無料なりで対応したんですけれども、薬代が自己負担が発生するということで、その部分が負担になって治療の中断とかそういったことに至るというふうにいろいろお聞きをしております。  今、委員がおっしゃるとおり、10月から帯広市のほうでその薬代を助成する、支援するというふうにお聞きしておりまして、本町においても、同じ生活圏域ということもありますし、今実績の御質問ありましたので、3月時点でいくと音更町で22名の方が利用されていると。それは月によって波があるので、3月時点では22名というふうにお聞きしておりまして、そういった方が治療に中断することがないようなことはちょっと検討ということで考えております。  以上です。 92 ◯委員長(坂本夏樹君)  神長委員。 93 ◯委員(神長基子さん)  町内、町民の方で22名の方があって、これは3月時点でありますけれども、一定の方がいらっしゃるということでありますので、ぜひここについては、どっちが早いとか遅いとかというのはないと思うんですけれども、住んでいる地域によって、自治体によって偏りが出てしまわないような、そういった方向でぜひ音更町でもここについては検討していただきたいというふうに思います。  併せて、この無料低額診療事業自体の周知が、意外と知らない方もまだまだいらっしゃるのかなというふうにいろんな町民の方とお話をしていても感じるところであります。こういった制度周知についても積極的なアピールというのが必要になってくるかと思いますので、その点だけ申し上げておきたいと思います。答弁は結構です。  以上です。 94 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  不破委員。 95 ◯委員(不破尚美さん)  有害鳥獣駆除と、あとエキノコックスの件2点について確認させてください。まず1点目の有害鳥獣駆除対策なんですけれども、農作物に被害を与える有害鳥獣がすごい非常に増えていて、報告もありました。今回の数字を見ましても、アライグマは昨年の倍になっております。こちらの分は猟友会の協力によって駆除された分となっておりますが、このほかに職員が対応したものはどのくらいあったのかお聞きしたいです。  一昨年前ですか、電気止め刺しというものを購入されて、それまでは薬品を注射して殺処分していたものを、この電気止め刺しというもので、離れて駆除できるということと、死に至るまでの時間がそれほどかからないということで、薬品注射に比べますと危険性と、そして職員の心理的負担も軽減されるというお話でした。しかし、これだけ多く駆除をしなければならないということになると、やはり職員の方の心理的負担がかなりあるのではないかなということが心配しております。そのあたりどのように対処されているのかということも併せてお伺いします。  あと、エキノコックスの駆除薬の件なんですが、これも毎回というか予算・決算の際に皆さんお聞きしていると思うんですけれども、エキノコックスの検診も希望者には行われていて、抗体検査の結果が陽性になるということはそんなに多くはないのですが、やはり町民の皆さん、特に小さなお子さんをお持ちの親御さんたちからは心配の声が聞かれています。ほかの町村と広域的に実施するのが望ましいということで、調査研究されているというお答えを前回もいただいたと思います。今現在はどのようになっているのか、何か進捗しているのであれば、その状況をお伺いしたいと思います。 96 ◯委員長(坂本夏樹君)  早苗農政課長。 97 ◯農政課長(早苗光徳君)  ただいまの1点目の有害鳥獣の駆除の関係で、アライグマの駆除件数が増えているという状況にございまして、2年度でアライグマを駆除した数につきましては、猟友会にお願いして駆除している頭数が62頭と。それとは別に、町が処理しております、箱わなを農家さんにお貸しして設置して、それで捕らえて駆除をするという数につきましては、町の職員が出向いて駆除している状況にありますが、2年度については60頭を処理しています。その前年度になりますと、元年度で職員が処理しているのが31頭、その前の年が14頭ですので、年々処理数が増えていると。今年についても、もう既に昨年1年間の駆除数を優に超している状況でございまして、週に何回も職員が農家さんの設置している箱わなに行って処理をしていると。かなり肉体的、精神的にも負担がかかっている状況にございます。  それで、以前注射で処理をしていたわけでありますが、注射による駆除ですと、近くに寄りますので逆に襲われるといいますか、ひっかかれるですとか、そういう心配がございましたが、止め刺しで少し離れたところで処理をするという方法に変えてから、そういう身体的な負担が若干軽減されたのかなと。ただ、注射で駆除する場合は、動物が死に至るまでに若干時間がかかりますので、ちょっと精神的な負担がありましたので、それを止め刺しで処理することによって若干精神的な負担は軽減されているのかなというふうには思いますが、いずれにしろ、動物を殺処分するということはかなり身体的、肉体的にもまだ負担があるものというふうに考えています。  これからさらに駆除の処理数が増えていくということも想定はしておりますが、今後職員のそういった負担をできるだけ軽減させるためにどのような方法がいいのかということも検討しなければいけないというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 98 ◯委員長(坂本夏樹君)  原環境生活課長。 99 ◯環境生活課長(原 弘美君)  今エキノコックスの駆除薬のことで御質問をいただきました。委員言われますように広域での駆除薬の散布というのが大変効果的ということで、音更町1町でやるよりも周りの町村と一緒に駆除薬をまいて、キツネ自体の駆除ではございませんけれども、エキノコックスを有しているキツネを減らすというのは効果的ということで説明もさせていただきました。ただ、その後各町村との、担当者レベルなんですが、情報共有をしているところなんですが、なかなか実際費用もかかるということで実施には至っていないというのが現状でございます。それで、対応としましては、広報等々でキツネに近寄らないでください等々の周知等を行っているところでございます。  以上でございます。 100 ◯委員長(坂本夏樹君)  不破委員。 101 ◯委員(不破尚美さん)  有害鳥獣駆除については、自然ですとか動物を相手にするということで、非常に難しいということを認識しております。職員の方々には、動物とか、ほかに蜂の巣の駆除ですとか、こういった有害鳥獣の駆除で本当に大変な御苦労をされていると思います。今後も心理的負担を少しでも軽減できるような対策を何かお願いできたらなと思います。  エキノコックスの駆除薬についてはなかなか進んでいないということなんですが、以前行ったまちづくり懇談でも要望が上がっていたということですし、今も各町内会でも要望も上がっておりますので、引き続き調査して進めていっていただきたいということを要望して終わります。 102 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  上野委員。 103 ◯委員(上野美幸さん)  3点ほど質問いたします。検診関係費についてなんですが、胃がん検診について、二十歳になる人を対象としたピロリ菌抗体検査についてということで今年度の、前に成人式を利用してなんていうお話もあったんですが、今年度こんな形で成人式遅れ遅れでやったということで、動きはどうだったのかなということと、今後どのような形で策を練って、二十歳になる方へ健康についてということを周知していけるのかなというところを質問します。  2点目が家庭用ごみ分別検索アプリケーション導入についてなんですが、先日、音更町でも世帯数に対して9%の高い数字が出たということで、大都市と比べるとかなりのニーズがあるんだなということでお話を伺いました。また、こういうアプリケーションを広めていきたいというのも本当に町としてもすごく気持ちがあるということで答弁を先日聞いていたんですが、子どもたちに対しての働きかけというのはこのアプリケーションに対して何かあるのかなということと、これだけのニーズがあるので、高齢者の方でこのアプリケーションを落とすことが苦手だというような方にはどのような御案内をしているのかなということで質問をさせてください。  あと3つ目が空き家店舗活用事業補助金についてなんですが、4事業者はどのような業態の方だったのかということと、また、この周知方法もホームページと広報、商工会というとこで通してあるとは思うんですが、それ以外にも何か周知方法はほかにもあるのかということと、あと助成してきた事業の方の継続性などについて、分かれば教えてください。 104 ◯委員長(坂本夏樹君)
     佐藤保健課長。 105 ◯保健課長(佐藤真由美さん)  ピロリ菌検査の二十歳の方の検査の御質問にお答えしたいと思います。この検査は令和元年度から実施しております。2年度は委員がおっしゃったように成人式が延期になりまして、成人式での回収というのは難しかったという状況です。2年度に関しましては新成人371人に対して検査キットを送らせていただいております。回収は94名ということで25.3%の回収率でした。  成人式は中止になったんですけれども、前年度とちょっと変えて、お正月を挟んで、お正月前から回収を始めております。回収日をかなり延ばした形で回収をしたところ、前年度より、前年度50人ちょっとしか回収なかったんですけれども、2年度は94名ということで、倍増した結果になりました。これを受けまして、成人式での回収ということもあったんですけれども、それよりも回収の期間ですとか回収の日程というのが大事なんだということを認識しまして、今後についてはそのような形で継続してまいりたいと考えております。  以上です。 106 ◯委員長(坂本夏樹君)  原環境生活課長。 107 ◯環境生活課長(原 弘美君)  ただいまごみアプリの周知ということで御質問をいただきました。まず子どもということなんですけれども、ちょっと子どもではないんですけれども、大谷短期大学の生徒さんで、大谷短期大学の場合は、住民票とかを持ってこないで、そのまま親元に住民票をという方がいらっしゃるものですから、住民票をこちらに動かす方に関しましては窓口で必ずこのごみアプリの周知を行っているところなんですけれども、大谷短期大学の生徒さんにつきましては、学校の協力を得まして、昨年度も今年もやっているんですけれども、生徒さんみんなに一斉メールでこういうアプリがありますよという周知を行っていただいております。  そのほかに、一般の方向けなんですけれども、ごみカレンダー、来月から変わるんですけれども、ごみカレンダーにも今回アプリのQRコードを掲載させていただきました。それと、既に御説明もさせていただいているんですけれども、有料のごみ袋の外装袋、それとあとティッシュペーパー、役場のいろいろなところにティッシュペーパーやなんか置いて配っているんですけれども、その中にごみアプリのPRということを行っております。  あと高齢者の方への周知ということなんですけれども、高齢者の方に関しましては、電話で、燃えないごみいつなんですかとか、これはどういう分別をするんですかという電話での問合せが結構高齢の方からございます。年齢は聞いていないんですが、しゃべり方とかそういうので大体高齢者の方かなというのは分かるんですが、そういう方に関しましては、スマホとか使っていませんかということで、使っているよというんだったら、こういうのがありますよということで、便利ですから入れてみてくださいというお知らせ、周知をしていますけれども、結構来られる方の大多数の方が、私スマホ持っていないんだわという方が多いものですから、なかなか高齢者の方への広まりというのは少ないのかなと感じているところでございます。  以上でございます。 108 ◯委員長(坂本夏樹君)  山本商工観光課長。 109 ◯商工観光課長(山本智久君)  私からは空き店舗活用事業補助金の関係で御説明させていただきます。令和2年度4件につきましては、美容業が1件、IT関係の広告制作業の方が1件、飲食業の方が2件、合計4件というふうになってございます。  周知の方法でございますけれども、今、委員からお話ありましたように、町のホームページ、広報はそうなんですけれども、あと、商工会のほうで経営指導を受けることにこれはなっておりますので、商工会のほうでも周知を図っていただいておりますし、毎年商工会で創業者支援セミナーというのを、新規創業の方向けにそういうセミナーを実施しているんですけれども、その中で、我々のほうも行って、こういう事業がありますよという御説明をしたり等もしてございます。  それから、あと継続性の関係でございますが、この事業は平成20年度から実施してございまして、令和2年度末で今まで80件の認定をしておりますけれども、令和2年度末で残念ながら移転や閉店となった事業者さんが29件ございます。しかしながら、この事業については、雇用の創出ですとか町のにぎわいですとか、経済の循環、仕入れ等による経済を回したいということもございますので今後も行っていきたい、そのように考えてございます。  以上です。 110 ◯委員長(坂本夏樹君)  上野委員。 111 ◯委員(上野美幸さん)  御答弁ありがとうございます。胃がん検診のことについては分かりました。日程だったりとか子どもたちの動きだったりとか、そういうところにも比例してくるんだなということが十分分かりましたので、若いと健康をあまり気にしないところもありますので、そういうような健康でいるということが大切だということの周知をお願いしていただきたいなと思います。  あと2番目の家庭用ごみ分別検索アプリケーション導入についてなんですが、実は子どもたちが自分でごみを検索してお友達に教えているという、公共の場でそういう姿を見たもので、すごいかわいらしい姿だなというふうに私ちょっと思って見ておりました。子どもたちが大きくなっていくと、いろいろな自治体に行ったりとかいろいろな場所に行ったりとかして、ごみの知識というのはあって、とても役に立つものじゃないかなとは思いましたので、もしそんな子どもたちへの伝える機会がありましたらお願いしたいなということで、こちらは要望させていただきます。  あと事業者の補助なんですが、80件今まであって29件が廃業しているということで、でも高い確率で雇用の創出だったりとか交流的人口が生まれているなということは、見てすごくいいなと思っていました。また、業種を縮めても自分の商売をやっていきたい、また、この音更町を選んで、こちらの音更で商売をしたいというような若い方がかなりいるんだなということに関心がありましたので質問させていただきました。  また、私もこの事業に対しては御案内する機会があるんですが、より多くの方にこの助成金が届けばいいなと思って今回質問させていただきました。ありがとうございます。 112 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  鴨川委員。 113 ◯委員(鴨川清助君)  自分のほうからは1点だけですけれども、今年東京オリンピック2020がありました。また、その後にパラリンピックもあったわけですけれども、今年は自分も外へ出向くことがなかったものですから、そういったものをよく観戦していたわけですけれども、そういった中で、パラリンピックを見ていると、自分が今まで感じたことのないぐらいの競技があり、また、感動もさせてもらったわけですけれども、その中でふと思ったことは、今回ボッチャでもって、杉村キャプテンが中心となって、個人競技では金を取り、ペアの競技では銀を取り、そして団体では銅メダルを取ったというような快挙がありました。  そういった中で、ボッチャの競技というものを何とか取り組めないのかなというようなこともぽっと思っていたわけです。そういった中で、テレビを見ていると、全国的にすごいブームになって、もう機材は手に入らないよというような報道もありました。そういった中で、決算に関わらないことを言っているように聞こえるかもしれませんが、それで担当のほうに確認したら、実は2セット音更にはボッチャの器具がそろっていたというようなこともありました。そこで、そのボッチャの道具はいつどういった形で調達されていたのか、また、その経過等も、今回の令和2年の予算にも関わるのかどうなのか、その辺をお知らせいただければというふうに思います。 114 ◯委員長(坂本夏樹君)  重松教育部生涯学習担当部長。 115 ◯教育部生涯学習担当部長(重松紀行君)  ただいまのボッチャに関する質問についてお答えしたいと思います。まず、委員おっしゃられるとおり、ボッチャの用具につきましては教育委員会スポーツ課のほうに2セットございます。この2セットにつきましては、昨年閉校となりました昭和小学校から譲り受けたものでございますので、スポーツ課からの支出等はしてはおりません。貸出しにつきましては、それぞれ要望があれば貸すような体制は整えているところでございます。  以上でございます。 116 ◯委員長(坂本夏樹君)  鴨川委員。 117 ◯委員(鴨川清助君)  今確認できましたのは、昭和小学校の閉校の後に町のほうに移管されたというようなことであります。それも、そういったことになると、小学校が閉校されてから、この決算でもう少ししゃべってもいいのかなと。許されるのかなというようなことであれしますけれども、障がい者と言ったら変ですけれども、特に脳性麻痺であるとか重篤な障がいを持った人たちに特化した競技ではあるんですけれども、見ていると誰がやっても楽しい競技でもあり、また、そういった人たちが外へ出る機会といいますか、そういった場を設けることができる競技でないかなというふうにすごく思ったわけですけれども、そういった中で、今現在はコロナ禍でありますので、なかなかその普及活動、また、推進というようなことは難しいかなというふうに思うんですけれども、その辺はどのように考えられているのか。  また、それと併せて、見ているといろいろな装具がある競技でもあるのかなというふうに思います。ボッチャのボールだけでなく、いろんな障がいによって器具があるわけですけれども、これから普及されていく中ではそういったものも予算立てなんかといいますか、そろえてもらうことができ得るのか、そういった考え方もお示しいただければというふうに思います。 118 ◯委員長(坂本夏樹君)  重松生涯学習担当部長。 119 ◯教育部生涯学習担当部長(重松紀行君)  ただいまの御質問にお答えいたします。まず、この2セットにつきましては、町内の音更町身体障がい者音更分会のほうで毎年開催しておりますスポーツ交流会というものがありまして、そちらのほうに貸出しして利用していただいているというような状況でございます。  それから、委員おっしゃいますとおり、ボッチャという競技は子どもから大人まで、そして障がいのある方ない方全て含めまして手軽で親しみやすい楽しいスポーツということでございますので、昨年、パラリンピックに競技が採用されているということもございまして、昨年来から、十勝管内のスポーツ指導者の交流会ですとかそういったところで普及というような形でやられているというふうなことも聞いております。ですので、今後も私どもといたしましても、いろんな場面でそういったボッチャに対する普及等を機会があれば推進していきたいというふうに考えているところでございます。  それから、用具の話がございましたけれども、勾配のあるようなランプというようなものですとか、あとボールを押さえる棒がついた器具、ヘッドポインターとかというものも、それぞれ障がいに応じた形の中でそういった補助するような器具もあるようでございますけれども、まずは今考えておりますのはボッチャ自体のボールを使った競技ということで、補助具までは今後取り入れるかどうかというのは今時点では考えていないところでございます。  以上でございます。 120 ◯委員長(坂本夏樹君)  鴨川委員。 121 ◯委員(鴨川清助君)  何点かを確認させていただきましたので、それで納得するところでございます。そういった中で、これからそういったことで、自分もそういう競技をやっている機会を見ることができるとすれば、周知いただいて案内いただければというふうに思います。これから、そういった人たちと言ったら変ですけれども、身体の不自由な人も外へ出ていろんな活動できるような町に、また、そういったことが受け入れられる町になるのが僕はいいと思うんですけれども、そういった中でぜひ紹介いただければというふうに思います。要望して終わります。 休憩(午後 1時42分) 122 ◯委員長(坂本夏樹君)  ここで休憩といたします。10分程度。 再開(午後 1時51分) 123 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  質疑ありませんか。  松浦委員。 124 ◯委員(松浦波雄君)  3点お願いします。最初に国保なんですけれども、国民健康保険税が元年度11億8,044万9千円、2年度が11億5,217万8千円で、2,832万1千円の減収ということで、その理由が、対象者の減少が理由であるというお答えがありました。この回答を受けて、2年度実施された保険税の改定、限度額の引上げ、医療給付分で2万円、介護給付分で1万円、合計で3万円の限度額の引上げ、一方、保険税軽減判定所得の基準額の引上げ、5割軽減と2割軽減の対象となる所得基準の引上げ、減税対象と世帯の範囲が拡大されたと。つまり分かりやすく言うと値上げと値下げがあったと思うんですけれども、その影響額を数字で示していただきたいということであります。  2点目は、小さなことなんですけれども、新庁舎になって、消火器だとか非常用はしごも新しくなっているようですけれども、職員さんたちはこの使い方は分かっているんでしょうか。役場職員さんの庁舎内における防災訓練等はやっておられるんでしょうか。  3点目が、コロナ対策で令和2年度の執行状況を一覧表にしていただきました。やはりあちこちに書いてあるよりかも、一覧表で見ると、どのようなコロナ対策をしたのかというのが一目で分かるということでございます。令和2年度はコロナ禍によって町民生活や経済活動に大きな影響を受け、本当に有事と言ってもいいほど、そのような対応した最初の年でもあったと思います。今回、予算を通してどのようにこの事態に対応したのかを一覧表にしてもらったわけなんですけれども、町の一般財源約1億円、項目にして、数えてみると約19項目、全体として町の一般財源を含め約54億2,200万円、52項目立っております。本当に大変な年だったと思います。また、金額でも表れないこと、例えば役場内で職員手作りの飛沫防止対策、時差出勤やリモートワークなど、目に見えないというかお金に表れない対策もあったと思います。  そして、翌年度に繰越した農村地域光回線網整備事業など、我が町にとってはラッキーと言えるような予算づけもあったわけなんですけれども、総じて、決算概要説明にも述べておられますけれども、改めて令和2年度の振り返りと将来を見据えた決意をお伺いしたいなと思います。  以上です。よろしくお願いします。 125 ◯委員長(坂本夏樹君)  山本町民課長。 126 ◯町民課長(山本隆二君)  1点目の質問のほうにお答えいたします。まず、お時間のほうをいただき、大変申し訳ありませんでした。保険税の減少についてから御説明させていただきます。保険税全体では前年から2,832万1,174円減少となっておりますが、その内訳としては、現年度課税分が787万523円の減少、滞納繰越分が2,045万651円の減少となっております。  質問のあった課税限度額の引上げ及び軽減基準の拡充につきましては、令和2年度に行われたものですから現年度課税分に影響を及ぼします。よって現年度課税分について御説明させていただきます。課税限度額の引上げにつきましては、今、委員おっしゃったように、医療分で2万円、介護分で1万円引き上げさせていただいて、その影響額は1,027万3千円の増額というふうになっております。  続きまして、軽減基準の拡充につきましては、被保険者数に乗じる金額を5割軽減で5千円、2割軽減で1万円に拡大し、その影響額は63万2千円の減額となります。  これらの改正だけ見ますと964万1千円の税収増、税収が増加するところになるところですが、新型コロナ減免や被保険者数の減少などの要因により、最終的には787万523円の減少になったところであります。  以上です。 127 ◯委員長(坂本夏樹君)  佐藤総務課長。 128 ◯総務課長併選挙管理委員会事務局長(佐藤泰史君)  役場庁舎の避難訓練と職員の機械の操作の関係でございます。これまでも役場の庁舎のほうで避難訓練を実施しておりまして、例えば、前であれば4階から階段とかを使わないで、滑り台みたいなもので降りてくるやつを避難訓練の際に職員が実際に操作したりとかということをやっております。それで、平成30年から役場庁舎の工事が始まりまして、工事エリアによって使えるところ使えないところとか、避難経路も当然変わってきますので、この工事期間中は訓練のほうはできていなかったんですけれども、昨年12月に工事完成しまして、今年度避難訓練を行う予定をしております。  その際も、これまでもやっていたこともそうなんですけれども、今後も危機対策の部門、今回別に独立して強化している部分もございますので、そちらのほうとも連携を取ってしっかりやっていきたいと思っております。  以上です。 129 ◯委員長(坂本夏樹君)  吉田企画財政部長。 130 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  3点目の御質問でありますけれども、コロナの関係の御質問でございます。経済対策と今後のというお話だと思います。新型コロナウイルス感染症の影響が長期にわたる中で、国全体の経済活動が厳しい状況に置かれていると。特に中小、それから小規模事業者をはじめまして、飲食、観光、交通関係の事業者、また、それらに関連するような事業者の影響は非常に大きいものがあったというふうに思っています。あったというか、今も続いております。  町といたしましても、コロナの臨時交付金を活用しながら、時期を失することなく、議員の皆様の御協力もいただきながら補正をさせていただきまして、各種感染対策を講じて、そういった事業者等への支援を行ってきたところでありますけれども、コロナの影響がいつまで続くのか、先行きが不透明な状況にもあるのかなというふうにも思っています。  本町の、昨日の話もありましたけれども、町税を中心とする自主財源が歳入全体の4割弱を占めているという中で、コロナの影響によって税収等への影響がどのぐらいになるのか、そういった不安要素もあります。国においても、地方財政計画の中で地方の一般財源を確保するという方向にはありますけれども、引き続き国の動向、それから経済状況を見極めながら財政運営をしていかなければならないというふうな考えを持っています。  先ほど3年度の臨時交付金のというお話もありましたけれども、今回初日に補正をさせていただきまして、新型コロナウイルス感染症対策関連予算でありますけれども、今回の補正も含めまして事業費で約7億6,300万円ほど措置をさせていただいています。このうち、コロナの臨時交付金から1億7,131万1千円を充当しているところです。  また、今回、3年度の事業者支援ということで別途2,967万9千円が財源として上限枠が示されておりますので、合わせて1億円以上のまだ枠が残っていますので、こういった臨時交付金を有効に活用させていただいて、最終日、また追加補正というのも考えております。そういった対策を講じながら何とかこの今局難を乗り切ってまいりたいというふうな考えでおります。  以上でございます。 131 ◯委員長(坂本夏樹君)  松浦委員。 132 ◯委員(松浦波雄君)  了解しました。国保については、要はコロナの減収等がなければ本来は900万円以上の増収であったんだろうということであると思います。やはり国保についてもいかにコロナの影響が大きかったのかというのが理解しました。  あと、新庁舎になっての避難訓練等についても、防災訓練と言えばいいんでしょうか、それについてもしっかりやっていただきたいなということで、コロナ対策につきましては、今お聞きしたとおりで了とするんですけれども、特に今自民党の総裁選がありまして、またいろんな経済対策が出てくると思うんですけれども、うまくしっかり情報を捉えてきめの細かい運用をしていただきたいなということを要望して終わります。 133 ◯委員長(坂本夏樹君)  小野町長。 134 ◯町長(小野信次君)  松浦委員に総括らしい総括の質問をいただいてありがとうございます。全般を通して、まだこれから質問される方がいると思うんですけれども、今回、皆さん方がいろいろ御心配をなさるように、令和2年度の決算というのは、まれに見る時代を乗り越えた決算だということだけは共通した認識にあるんだろうというふうに思っております。
     併せて、そのことによって、議員の皆さん方はもちろんでありますが、まずは町民の皆さん方、そして多くの命を守るという中では医療・介護に携わる皆さん方、多くの福祉施設の皆さん方にも大変にお世話になったことは、本当に改めてこの機会に1年の反省として振り返りながら御礼を申し上げたいし、その中で、情報共有ということで、この間の一般質問で相当皆さん方からいろんなことを質問していただいたので、私もあえて今回はあまりお話をすることを控えたわけでありますが、この中でもやはり一つの大きな反省というよりもこれから生かしていかなければならないのは、今までも、うちの町の特徴として、事業者、あるいは特に教育にあっては学校関係者、そしてまた学童も含めて保育に関わる事業者の皆さん方を含め、多くの皆さん方と情報の共有と現況を踏まえた中で、さっき吉田部長からもお話ありましたが、即時対応を、対処をするという中での立ち上げが、議員の皆さん方の御協力もあって今日まで持ってこられたなというふうに思っています。  今、お話がるる今まで、この5日間の中でも皆さんからもお話ししていただきましたように、それが共有できるということは、事後、アフターコロナということでお話がありますけれども、この間の追加質問の中で3回目のワクチンのお話ししておりましたが、私たちはこれを基に、常にその次の段階を見据えながら、皆さんとこういうふうにして情報を共有するのみならず、皆さん方からのアイデアも出していただきながら次にまた向かっていきたいというふうにも思ってございます。  なおかつ、新庁舎の中の防災訓練についてもお答えが出ていますので、それは避けますけれども、あとはもう一つは、せっかく今お話出してくれたコロナのおかげでという中で、いつも農業地帯の光回線ということで新村議員からもお話ありました。これは当初、全国で500億の中で、地域格差をなくすためのということで、コロナのまさにおかげだと思います。当初は700戸を見込んでたはずでありました。しかし、この間新村議員から質問があった中で、今の加入状況をお話しさせていただいておりますけれども、今現在、この間の時点で461であります。  これは、必要としたという皆さん方から要望がある話でありますから、であればやはりみんなも協力していただいて、どこの位置にあっても取り残されることのない環境をつくっていくためには、こういったことも含めてぜひ議員の皆さん方もそういった意味では、周知徹底とふだん言われているわけですから、こういったことにも御協力をいただきたいというふうに思っております。  併せて、先ほどお答えはしておりませんけれども、松浦委員さんから前段の中で、水道、簡易水道、そして上下水道というお話がありました。これは、これだけの土地面積を、副町長から詳しくお話ししていただきましたが、これだけの面積を持つ中で、90%をはるかに超えるような普及率を目指してきた町というのは少ないんです。そして、今簡易水道のお話ししていますけれども、隣町の士幌あたりは、相当昔です、過疎債をまだもらっているときですから。そのときに農村モデル地区事業というやつで士幌なんかは水道完備をしたわけであります。  私たちの町は、ちゃんと近代化という中の都市計画の中に基づいてこういったものをやってきたという歴史もある中で、今そしてワーケーションであったり、いろんなことを言われています。市街地の中で、集積している地帯の中でやる上水道と、それから広範囲に及ぶ、管路の延長が相当数を持つという中での、その差異はあるかもしれないけれども、どこでも仕事ができる。  簡易水道と言うといかにも農村だけというふうに思われる人もいるかもしれないけれども、今この時代の中では、今言われているように、サテライトだとかいろんな中で、そういった遠距離にあっても生活環境、インフラを整えるというのはやはりこれからの時代に特に必要なんだろうという意味では、松浦委員から先ほどお話しいただいて御理解をいただいたという上では大変心強く思いますし、また併せて副町長のほうからも今後の音更としての取組についてもお話しさせていただいたということで、逆に御礼を申し上げたいというふうに思っています。  特にコロナ禍の中での令和2年間、総括という中で、恐らくめったにこんなことは僕はないと思いますし、そして、令和3年度の話、今からする話でもないですけれども、これを基にして多くの皆さん方が、今のこの状況を乗り越えてきたわけですから、これをみんなで共有しながら、そしてしっかりとコロナ、アフターコロナと言えるぐらいな状況をつくっていければということを申し上げまして、今日、今御質問いただいたことに感謝を申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 135 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  山本委員。 136 ◯委員(山本忠淑君)  すみません、町長の総括が終わった後に発言するのはちょっと。せっかく考えていたことですので申し上げたいと思います。行政運営、財政運営、このコロナの時代に積極的に取り組まれて、基金でありますけれども、65億、67億の基金を維持できたということは、私は高く評価をする思いであります。それに関して2、3質問いたしたいと思います。財政調整基金、減債基金、特定目的基金ございますけれども、その3点についてお聞きしたいと思います。  はじめに財政運営基金でありますけれども、財政調整基金でありますけれども、今年度も5億8千万ということでありますが、一番多いときは6億以上あったと思います。これに関しては、総務省の資料等を見ましても、標準財政収入額の何%という一つの目安といいますか状況があると思いますが、本町の場合は標準財政規模に対して何%ぐらい、10%から20%なり、どのぐらいを目標に毎年度クリアしようとしておいでになるのかということがまず一つ。  それから、減債基金につきましても、一定の町債の状況等から減債基金の積立ての目標額というのは財政当局はお持ちだと思うんですが、これについてもどのような考えで10億余りの基金の額を維持されているのか、その1点を御説明いただけたらと思います。  それから、総務省は、コロナの時代であっても基金が維持できているということに対するいろんな調査等もあると思うんですが、私は、本町の場合は、かっては行政改革をして基金を積み上げる努力をするんだということをうたっておりましたが、本町の場合は基金をこれだけ積んでおけることの大きな理由といいますか、どんな努力をして、あるいは自主財源が計画どおりといいますか計画以上に確保できているということが理由とされているのか。その辺は総務省に報告等の事務的なものがあるとすればどういうふうな記述をされているのかという一つをお聞きしたいと思います。  それから、特定目的財源の基金の中の農業後継者農村定住促進事業基金でありますけれども、これも3年経過いたしまして、新しい条例をつくっていただいて、篤志寄附からスタートして、たしか今年は先般の報告で5件の定住者に50万それぞれ給付されたというふうに報告がありました。過去をひもときますと3件、4件、5件と少しずつ増えておりまして、残るところあと財源は8戸分になるわけです。  それで、この事業は当初は、当時はかなり無理に篤志寄附があったということで条例を制定していただいてこの事業に取り組んでいただきました。しかし、今日は市街地の方に対しても子育て世代に対してもいろんな補助の事業ができました。農村地域、630戸の今音更町の農業戸数でありますけれども、その中で後継者が地域に住むという事例は極めて少ない、後継者そのものが非常に少ない状況の中で、この3件、4件、5件というのは私は非常に、農村を維持していく、農業を維持していくためには大変大きな要素だと思っているわけであります。  自分の住んでいるところのいわゆる小学校校下と言いますけれども、音更西側全体を見ても、本当に後継者、どこにおいでになるかと探さなければ見つからない。この事業の対象になったのはまだ2件ぐらいだと私は思っております。しかし、非常にありがたいことに、一番西側で小さい行政区、10戸ぐらいの行政区に今Uターンで後継者の人が4人も5人も帰ってきているんです。今年1件、見事に結婚されて住宅を建てられまして、きっと対象になっていると思うんですが、今後もそういう状況があろうと思うんです。ですから、あと8戸50万を補助したらなくなってしまう財源をどう維持するか、これはひとつ担当の部署で将来も含めての検討を進めていただきたいと。  考え方としては、この事業は行政だけでなくて、農業団体、農協さんも応援していただく事業だろうなと、こんなふうに思っていますので、ぜひそういう働きかけをして、今後、将来も続けていける事業につくり上げていただきたいと。地域振興資金という30億という、これが一番大きな基金の額でありますが、それらもこの基金に補充する要素にならないのかどうか、その辺もお願いをしたいといいますか、考え方があれば伺いたい。  以上であります。 137 ◯委員長(坂本夏樹君)  吉田企画財政部長。 138 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  まず私のほうから前段の御質問についてお答えをさせていただきたいと存じます。積立基金としては今11基金持っておりますけれども、特に今御質問のありました財政調整基金、それから減債基金、それから地域振興基金、これが主要な基金というふうになっておりまして、この三つの基金を合わせますと令和2年度末の残高は約55億5千万円ほどございます。  財政調整基金につきましては、災害対策の財源、その他緊急を要して、または必要やむを得ない財政需要に応ずるための基金として設けています。それから減債基金につきましては、町債の償還、それから町債の適正な管理に必要な財源を確保し、将来にわたる財政の健全な運営に資するための基金と。それから地域振興基金につきましては、地域における地域活動の促進、快適な生活環境の形成、その他地域社会の振興を図る費用に充てるための基金ということで、特に基準というのはありませんで、それぞれの目的に応じまして、そのときの財政状況に応じて今まで基金を積んできたというような状況であります。  基金の額の目安でありますけれども、先日も若干触れさせていただきましたけれども、過去にも何度か御質問もいただいているところでありますけれども、これについては標準財政規模の半分程度を目安としております。標準財政規模につきましては、標準財政収入、普通交付税等の総額でありますけれども、毎年おおむね117億円から120億円ぐらいで推移しておりますけれども、その半分ぐらいを一つの目安として今基金を確保しているというような状況であります。  でありますので、これまでそういった考え方でこの基金を確保してきたということでありますので、そういったことで、この積立基金については、昨日もお話ししましたとおり、今コロナ禍の対応を含めて、そしてまた、最近災害も増えています。そういった不測の事態に備えるためにもこういった一定の基金を確保しながら今財政運営に努めているというような状況でございます。  以上でございます。 139 ◯委員長(坂本夏樹君)  井原経済部長。 140 ◯経済部長(井原愛啓君)  農業後継者農村定住促進事業基金についての御質問でございますが、委員おっしゃいますように、令和3年度の5月末現在で400万と基金がなっております。平成30年度、この基金を始めた際には、事業の目的として、農村地域に後継者が住宅を建てるときに1件につき50万円補助するということでやっておりますが、そのときの御説明のときには、この基金がある限りという形の説明をさせていただいていた経緯がございます。今の進捗状況といいますか相談を受けている状況でいきますと、400万ということで、あと残り8件分、現時点で実はもう7件の相談をいただいております。残り1件という形になっておりますので、今後この基金自体については、基金がある限りということで、これで終わる可能性があると考えますけれども、その後については、委員がおっしゃいましたような対策が取れるかどうかというのはまだ検討に入っておりませんので、ちょっとお時間をいただきたいと思います。 141 ◯委員長(坂本夏樹君)  山本委員。 142 ◯委員(山本忠淑君)  財政調整基金、減債基金については、部長のおっしゃるとおりで理解をいたしました。急を要する後継者の農村定住促進事業基金、部長が替わったから、ある限りなんて覚えていないかと思ったら、そういうお話、条例に書いてあるのかどうか。この基金がなくなることによってこの事業は終えますというふうな書き方をしていないと私は思っているんですが、まずそれは別として、続けなければいけない事業だと。これからこそ続けなければいけない事業だという認識を持っていただきたいということ。  それから、農協さんにも、農業団体にも、定住を促すためにこの事業は必要なんだということを御説明いただいて、この事業そのものを、名称が変わっても何でもいいんですが、継続するという考え方を持っていただきたい。本当に、お金を借りて、農協からお金を借りて住宅を建てて、出来上がって住むときに50万の町からの補助が、中に入れる家財だとかいろんなものを若い人たちがそのお金を使えることの喜びというのは会って話ししなかったら分からない、非常に有効なものだというふうに思っております。  それで、その当時、私は2世帯住宅に住むとなぜか親子がうまくいかなくて、せっかく子どもさんが学校へ行くようになったら町に行ってしまったという例があるから、これは親と別の家を建てたときに基準にしてほしいというふうなことをお願いした経過もあったんですが、つい先日出来上がった地域の2世帯住宅は非常に親子の仲がよくて、別々に建てれないから2世帯にして、2階にちゃんと流しもトイレも全部できたんだけれども、これは対象にならないんでしょうかと言われたときに非常につらい思いをしたんですが、思いをしているんですが、例えばそういったものにも広げてあげて定住する、子どもさん3人いるわけですから、家が狭くなったから家建てなければならなくなった。そうすると、親と別々の家を建てるのはそれだけ投資はできないという事情からすばらしい2世帯住宅ができているというときに、そこに若い世帯に対して、本当に定住して子どもが小学校に行くわけですから、応援してあげるという事業が大事だなと、こんなふうに強く思っておりますので、ふるさと納税から5億の応援をいただいて2億5千万のお金がある。  これは返礼品に、農村の若い人たちが一生懸命作っている農産物が返礼品になったり、乳製品が返礼品になったりということがあるわけですから、ふるさと納税からそこに、基金に積み上げできないのか、地域振興資金から一部できないのか、その辺を模索していただきたいなと。これをお願いしてから町長の答弁をいただこうと思ったら先に終わってしまったんですが、ぜひそういう観点で強く要望しております。 143 ◯委員長(坂本夏樹君)  答弁されますか。小野町長、どうぞ。 144 ◯町長(小野信次君)  いい話するから、手も挙げないで上がってしまったけれども、今いろいろお話しいただきました。井原部長からはこの制度について、緊急避難的な制度をつくったわけですから。ただ、そこに、この資金が終わり次第終了するという、そういった認識の中に今はあるというお話は現実としてお話しさせていただきましたが、今山本委員から、そしてまた隣にいらっしゃる新村委員含めて、農村がこれからどうあるべきかということを随分今までもお話をいただきました。そういうことも含めながら、今すぐ何ができるかというお話はここでお答えすることはできませんけれども、今の山本委員さんはじめ、また、今日の簡易水道の話の中でも、住環境を含めた中で、農村地帯、あるいは生活空間としての農村地帯をよくしていくという意味でもこうあるべきというものが皆さん認識されているということも理解をされているんだなということも思いながら今山本委員の話を伺ったところであります。  今日ここでどういったことをというお話は私は今できませんけれども、山本委員の重々努力されてきた今日までは誰もが認めていると思いますので、できたら、今寄附できないと思うけれども、山本農場、牧場もぜひこういったことに御貢献いただければということも付け加えて、蛇足になりましたけれども、ありがたいお言葉をいただいたということでお受けをいたします。 145 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。  宮村委員。 146 ◯委員(宮村 哲君)  町長2回答弁したらやりづらいんですけれども、私は質問というより、本当にあの上然別橋を残してくれてよかったなということを申し上げたいんです。私初めて議員になったときに、あの橋はもう壊すぞという、それは何かというと、風雲橋が、今は亡き加茂先輩から、あそこに橋をつけるというようなことがありましたものですから、そのときたまたま土木課長、名前を言ってもいいと思うんですけれども、吉田課長です。私に、愛護組合の組合長やっていたかなと思うんですけれども、そのときに、杉山さん、浦野さん、田守さん、ここ橋つけるから3軒の承諾を取ってくれないかというような話があったわけです。3軒とも、あの上然別橋を残すというんであればいいよということだったんです。それが設計に入って、設計図ができた途端に、土木ですか、来て道の係長があの橋をなくすというようなことあったものですから、全然役場の職員というのは約束を守らないんだなというふうに私は思っていました。  しかし、紆余曲折があってあの橋は残って、ですからもう20年以上経過しているわけです。そして去年の、平成2年の予算の中で、おおむね1億ちょっとかかったかと思いますけれども、ピアもコンクリーでちょっと囲んで、テトラポットを入れて、どんな水も来ても持っていかれないように、そういう設計の中でやっていただいたと。そして、私は今年、南側と北側に舗装もきちっとしてもらったものですから、ここまでやってくれたんだなというようなことで、本当に感謝している一人です。ですから、そのことが、壊して架け替えするということになるとまた十何億の金がかかっただろうと思いますけれども、延命を図って、これは町の財政の中でかなり生きていくものではないかというようなことを思って、今一言だけ御礼申し上げようと思っていたら町長2回も立ってしまったから。  町長が議長のとき、風雲橋、橋落ちたぞと電話したら、何? 上然別橋落ちたのかというようなことが何回かあって、あのとき村上部長だったかな。確認して、町長見ていただいて、そんなエピソードなんかあったわけですけれども、あの橋があったからこそ、橋が駄目でもあそこをずっと森まで回らなくて農作業ができたという、そういう中で、本当にいろんな面で職員の皆さんが理解をして橋を残していただいたということで、私だけが通る橋ではありませんけれども、そんなことを思い、平成2年の予算を1億使ったわけですから、そのことを感謝だけ申し上げたいなということで、ありがとうございました。 147 ◯委員長(坂本夏樹君)  小野町長。 148 ◯町長(小野信次君)  答弁求められていないんだけれども、これは大事なことなのさ。懐かしい話、本当に懐かしいなと思います。平成11年、岐路に立たされていた。そして議会も建設常任委員会含めてあの橋の下に行って見た。そこで意見が二分された。やがては僕が町長になった。そこでこの橋の名がまた浮上してきた。そのときに、壊すのにも恐らく、壊すのにもというか、そのときも積算してもらったんだけれども、ちょっと金額ははっきりはここでは申し上げないけれども、相当数、1億円の、おおよそ1億何ぼで今回できているけれども、これの何倍壊すのにもかかると。  であれば、稼働している状況を見たときに、相当傷んではきていた。傷んではきていたけれども、幸いにして、一般質問の中でもお話しさせていただきましたけれども、今、あらゆる公共物の中で橋、道路に関しては、国土強靱化という事業の中で、その交付金、交付措置を使いながらやっていけば、一般質問の中でもお話しさせていただきましたが、道路網の整備というのはこれから特に大事。そういった中で橋というのも、あっちにできたんだからこっちは下げればいいんでないかというのは昔の論理。今はそうじゃなくて、それをどうやって保全していくのか。今日、上下水道のお話もありましたけれども、ストックアセットというシステムを使いながら、従来であれば税法上の耐用年数、そして減価償却という話だけれども、今は実物がどのぐらいもつのかという、そういった強度も併せて出しながら保全をしていくというのが今の時代だということで、また時代も20何年もたったら変わる。そしてまたそれだけの技術がある。だから、通常私たちの中では、こういう公的な場だけれども、通称てっちゃん橋と言われるぐらいあの話は重要だとよく言われたし、僕らもあそこを通ってみると本当にそうだなと思う。  そしてあとは、なぜこれができるかといったら、神長委員さんが一等最初の、宮原副町長さんから概要説明のときの、あのときの質問の中に、このコロナ禍の中で町の税収が減っていないと、こういうお話ししてくれた。これは、今回の1年終わったのに、皆さん方が相当な努力をして苦労してみんなでここまで来たのにも、うちの町の町税がそこに大きな、その減少しなかったというのも、今こういった宮村委員がおっしゃっていただいたような事業着手にもやはり担当部局としたら一歩進められるという、そういった自信にもつながっていると思います。  それだけに、そんなに、この間は吉田部長からもお話あったけれども、六十四、五億今基金残高あるじゃないかといったけれども、もうこれからすぐ減る部分がありますよといって、さっきも説明してくれたように、総体の基金の残高含めて55億というお話をしてくれましたけれども、こういった財政をしっかりと見守りながら、そして、これも昨日宮原副町長からお話がありました。山川光雄委員からのお話にあったように、財源確保というのを、あらゆる交付措置ももちろんそう、それから、人口減少しているといいながら、今日の水の話もそうなのさ。利用している人数は減っているんだよ。ところが水を使っているというのは、これはちゃんと家を建ててくれるから。1人で住んでも頭も洗うし風呂も入る。日本人だからやっぱりシャワーだけでは終わっていないと思う。そうやって住環境を整えたことによって、そこに投資をしてくれたことによって町に派生する町税というのが潤沢に湧いてくるという、この仕組みづくりを昨日宮原副町長が説明詳しくしてくれたように、私たちはそういった財源確保に向けても皆さん方とこうやって議論をしていく中で見いだしていきながら、そしてまた御協力をいただいて今日にいるということで、ただただ、財政が豊かだから橋も直せるよ、道路も直せるよという話ではなくて、しっかりとした財源確保を担保しつつ今日に至っているということは、うちの町ぐらいだから、帯広と。見てごらん、今日も、こんな決算委員会5日間ちゃんとこうやってやっている、議長さんも僕もよく言うんだけれども、ないんだから。  そして、あともう一つ言っておかなければならんというよりも、さっき別な話だったんだけれども、あれも神長委員さんかな。音更町に対して、今日の話の中で、お隣帯広がやっているけれども、音更もやれないのというお話、神長委員さんさっきされていたものだったな。低所得者だとか低年金者の無料低額診療、こういうのも、これは帯広の事例さ。でも、皆さん方も近隣町村の今の定例見たら分かるよ。この間僕は幕別を見た。中橋友子さんが、事業者に対する定額給付でなくて自立支援のようなものを、隣の町では、そこに住んでいなくても、あるいは音更で事業をやっていれば、あるいは音更から通ってほかで事業をやっても給付されていると。こういう町があるのにうちの町はできないのかという質問をこの間幕別のやつ見ていたら今定例会でやっています。それと同じように、みんなもそういう情報を共有しながら、じゃうちの町でそういったことが何ができるのかということも含めてやっていての財源確保。  これは橋とどうしても結びつくかといったら、そういった中での財政的な積み上げたゆとりがなかったら。それは余っているんでないから。計画をしっかり持ちながらそういったものを組み立てるという基本になる基金というものを持っていなかったらできませんから。お金あるんだから使えばいいっしょとよく言われた時代がある。でも、高瀬議長なんかよく言った。この庁舎やるにしても、基金積めばできるべと。10億かかるから10億積めと言うんだ。1億と言ったのかな、あのとき。その原資になるもののきっかけとなる基金を積めば走れるじゃないかと言ったのがもう何年か、随分前だけれども。  そういうふうにして、基になるものをしっかり持っているというのは、それだけ議員の皆さん方がこうやって真剣に、決算委員会普通の町やらないんだから。やっているとはいいながらだよ。でも、うちの町はこうやって時間取っていただいて真剣に議論をしてくれているというのが、今の橋にあっても、みんなが目を見て、ほかの部分、町のインフラに見ても市街地のインフラに見ても、そういった互いの理解を得ながら行政運営ができるということは、やっぱり民度、そして町民の力、そしてここにいる議会の議員の皆さん方のやはり底力だというふうに思っていますので、ぜひこれからも、宮村委員さんに感謝すると言われたけれども、僕らが感謝しますので、またよろしくお願いいたします。 149 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 150 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに質疑がなければ、これで総括的質疑を終わります。 休憩(午後 2時38分) 151 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩をいたします。10分程度。 再開(午後 2時48分) 152 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  お諮りします。  本来であれば討論、採決については1件ごとに行うのが原則ですが、この際、認定第1号から認定第8号について一括して討論、採決を行いたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議あり」の声あり〕 153 ◯委員長(坂本夏樹君)  異議があります。  討論、採決の方法については改めて協議します。 休憩(午後 2時48分) 154 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩をします。 再開(午後 2時48分) 155 ◯委員長(坂本夏樹君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りします。  認定第3号音更町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については個別に討論、採決を行い、そのほかの認定については一括して討論、採決を行いたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 156 ◯委員長(坂本夏樹君)  異議なしと認め、そのように決定しました。  認定第3号音更町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について討論を行います。  討論はありませんか。  討論があります。  まず、本件に対する反対討論の発言を許します。  石垣委員。 157 ◯委員(石垣加奈子さん)
     後期高齢者医療特別会計決算に反対の立場から討論を行います。  令和2年度の予算審査の際、国において、年金削減など社会保障費の削減、消費税の増税により後期高齢者自身の負担が重くのしかかっている中での保険料引上げはすべきではないとの立場から反対をいたしました。  後期高齢者医療制度そのものの問題点は、後期高齢者の医療給付費が増えれば保険料引上げにつながる仕組みとなっていることです。そのことが受診の抑制につながり、結果として高齢者の命と健康に重大な影響を及ぼすという懸念が制度創設当初から指摘されてきました。  こうした根本的な問題がある中で、本町の令和2年度、3年度の1人当たりの保険料は、当初の見込み、3.64%増の6万7,404円でしたが、それを上回る7万1,110円に負担が増えました。さらに、本年6月に医療制度改革関連法が成立したことにより、後期高齢者の医療費窓口負担が1割から2割負担になろうとしています。2割負担の実施は早くても来年10月以降と見られますが、今でも通院頻度の多い高齢者にとって大変な窓口負担であり、今後の生活を不安視する声が私どもにも多く寄せられています。  このような国の動向を踏まえ、令和2年度からの保険料引上げによって後期高齢者をめぐる状況は厳しさを増しているとの認識の下、本会計決算に反対の意を申し添えて討論を終わります。 158 ◯委員長(坂本夏樹君)  次に、賛成討論の発言を許します。  ほかに討論はありませんか。    〔「なし」の声多数〕 159 ◯委員長(坂本夏樹君)  なければ、これで討論を終わります。  認定第3号について採決します。  本決算認定は起立により採決します。  本決算を認定することに賛成の方は起立願います。    〔賛成者起立〕 160 ◯委員長(坂本夏樹君)  御着席ください。  起立多数です。  本決算は認定することに決定しました。  次に、認定第1号、認定第2号、認定第4号から認定第8号について一括して討論を行います。  討論はありませんか。  討論があります。  まず、本件に対する反対討論の発言を許します。    〔「なし」の声多数〕 161 ◯委員長(坂本夏樹君)  なければ、次に賛成討論の発言を許します。  上野委員。 162 ◯委員(上野美幸さん)  賛成の立場で討論いたします。  令和2年度は、引き続き新型コロナウイルス感染症が人々の生活に多大な影響を及ぼし、度重なる緊急事態宣言下における感染予防と経済活動の両輪の維持等を余儀なくされる難しい年でした。  そのような状況下で、令和2年度の我が国の経済動向は、コロナ禍で個人消費が大きく落ち込んだことにより低迷し、GDPは前年度比4.6%減と最悪の値下げ幅となっています。財務省公表の調査によると、新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響について、対象企業1,194社に調査を行った結果、59%の企業が平常時と比較して減少と回答するなど、個人消費に連動しています。また、宿泊、飲食、運輸等のサービス業を中心に依然として厳しく、そして先行きに見通しが立たない不透明さが続いています。  このような中、本町においては、道の駅整備事業やGIGAスクール構想推進事業といったアフターコロナを見据えた近い未来における町の発展、教育に寄与する事業の先手先手の着手が行われました。また、昨今の異常気象に対応すべく、町の防災体制強化のための戸別受信機を用いた防災行政無線による情報伝達体制の継続構築と、新たに登録制メールの活用による携帯電話所有者等への情報共有体制を構築してきたことは、コロナ禍の環境対応だけに目を奪われがちな現状対策に終始するのではなく、町の発展、教育、安全への積極的な投資事業を実施してきました。  本町の財政状況について、一般会計及び特別会計の実質収支は7億7,078万円の黒字となり、単年度収支でも2,379万円の黒字となりました。新型コロナウイルス対策に伴う特別定額給付金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの国庫支出金増により、例年における歳入歳出状況と違う大きな動きがありました。  このような中、地方公共団体の財政力の力強さを示す指標、財務力指数は前年度より僅かに向上し、51.2%となり、本町は高水準を維持しております。また、実質公債比率は10.7%で、早期健全化基準を下回っております。以上の数値は、コロナ禍における厳しいかじ取りの中、町民の健康、安全と産業の発展はもとより、財政規律に一丸となって努力した成果であると評価いたします。  最後に、5日間の審査を通して各委員から出された多くの意見を真摯に受け止められ、みんなが住みよい、選ばれるまち音更へ、そして、顔の見えるまちづくりに、また、子どもたちの笑顔とともに人に優しいまちづくりを今後とも町民と一緒になって進めていくことをお願いし、賛成討論といたします。 163 ◯委員長(坂本夏樹君)  ほかに討論はありませんか。    〔「なし」の声多数〕 164 ◯委員長(坂本夏樹君)  なければ、これで討論を終わります。  認定第1号、認定第2号、認定第4号から認定第8号について、一括して採決します。  本決算は認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 165 ◯委員長(坂本夏樹君)  異議なしと認めます。  本決算は認定することに決定しました。  お諮りします。  本来であれば、討論、採決については1件ごとに行うのが原則ですが、この際、議案第14号、議案第15号について、一括して討論、採決を行いたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 166 ◯委員長(坂本夏樹君)  異議なしと認め、そのように決定しました。  議案第14号、議案第15号について一括して討論を行います。  討論はありませんか。    〔「なし」の声多数〕 167 ◯委員長(坂本夏樹君)  なければ、これで討論を終わります。  議案第14号、議案第15号について一括して採決します。  本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 168 ◯委員長(坂本夏樹君)  異議なしと認めます。  本件は原案のとおり可決しました。  なお、報告第2号、報告第3号の2件については、報告済みといたします。  これで、本特別委員会に付託された案件の審査は全て終了しました。  連日、御熱心に審査に当たられた各委員並びに説明員各位の御労苦に対し、深く感謝申し上げます。  これで決算審査特別委員会を閉会します。 閉会(午後 3時01分) Copyright © Otofuke Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...